横浜市営地下鉄ブルーラインの新造車両3000V形(6両編成)が4月9日から営業運転を開始する。前日の4月8日に試乗会を実施することも発表された。

横浜市営地下鉄ブルーラインの新造車両3000V形(横浜市交通局提供)

あざみ野~湘南台間を結ぶ横浜市営地下鉄ブルーラインの車両3000形は、製造時期によってデザインや仕様が異なり、1次車は「3000A形」、2次車は「3000N形」、3次車は「3000R形」、4次車は「3000S形」と呼ばれる。5次車となる「3000V形」はヘッドライト形状を一新するなど車体前面のデザインを変更し、精悍な顔つきに仕上げた。車体側面の窓下の帯を水平線に見立て、ドア横にヨットの帆をイメージしたグラデーションを施し、車体側面上部のカモメと合わせて海を連想させるデザインとしている。

車内は青・白を基調とした清涼感・開放感ある空間となり、大型透明袖仕切りや大型ガラス車両間扉も採用。車両間扉には横浜の観光名所をイメージしたデザインが施される。車いす・ベビーカーエリアも設置。「間接光と直接光を組合せたハイブリッドLED照明でワンランク上の車内を演出」するとのこと。車内案内表示器はドア上に2画面設置し、4カ国語対応、フルカラー表示で多彩な情報をわかりやすく表示する。

新造車両3000V形の営業運転開始に先立ち、4月8日に試乗会が行われる。当日は上永谷車両基地からあざみ野駅まで約1時間かけて片道運行。出発前の上永谷車両基地と到着後のあざみ野駅で車両を撮影でき、走行中の車内では3000V形の紹介も。試乗会は9~11時頃に実施され、あざみ野駅では11~13時頃に記念グッズの販売が行われる。

試乗会の募集人員は100名で、参加するにははがきによる応募が必要。募集期間は2月28日まで(当日消印有効)。応募者多数の場合は抽選となり、「クレジットカード『ハマエコカード』会員は、2度の抽選機会があります」「当選者の発表は、ご案内通知の発送をもってかえさせていただきます」とのこと。案内通知の発送は3月中旬を予定している。