そろそろお正月気分も抜け、仕事や家計が通常運転となっている頃ではないかと思います。間もなく1月も終わり、2月となりますが、2月はお得にお買い物をするのに適したシーズンとも言えるのです。今回はその4つの理由をご紹介します。

お買い物は2月にするべき理由とは?(画像はイメージ)

理由その1……寒さ

2月は寒い! それは当たり前のことですが実は、人の心理として寒いと外出を避ける傾向があります。これはつまり外に出てお買い物をしないために、消費が落ち込みます。消費が落ち込むということは、購買意欲を高めるために、セールをして値段で集客を狙うため、価格が安くなるということです。

理由その2……1カ月の日数

2月は28日で終わるため、他の月と比べて1カ月の日数が少なくなります。これが何を意味するのかと言うと、月のノルマがある家電量販店などでは日数が少なくても月間の目標はしっかりとあるため、そのノルマを達成させるために値引きをして買ってもらうことになります。つまりこの時期は値段の交渉がしやすいとも考えることができるのです。

理由その3……決算期

この2月3月は、決算期に当たる業種が多数あります。特に小売業は決算に向けて在庫の調整時期に入りますので、在庫が多くあるものは現金化するために、特売になることがあります。

理由その4……モデルの入れ替え時期

季節的な要因として、2月の中旬頃から春ものや春モデルが店頭に並び始めますので、冬ものや冬モデルは型落ちや最終処分価格となり、50%OFFは当たり前、70%OFFとなる商品も出てきます。家電製品の場合は型落ちとなりますが、一般的に後期ロットは初期ロットの不具合などを修正したものであるために、価格だけではなく製品としてもお得であると言うことができますので、新製品にこだわりがなければお買い得です。

以上の4つの理由から、お得にお買い物をするのであれば2月が狙い目と考えることができるのです。年末年始のセールよりもよりお得に買うチャンスでもありますので、覚えておいて損はありません。

とはいえ、不要なものを買うのはムダのもとです。例えば、セールだからと言って、本来は1着で良いはずの服を2着、3着と必要以上に買ってしまっては、結果的には高いお買い物になってしまうことにもなりかねません。また、欲しいサイズや色がない場合は、妥協をしたお買い物となり満足感が得られないこともあるでしょう。それなら、セールではなく定価でもお気に入りの1着を、愛着を持って長く着続けた方が結果的にお得になることも。

値段に踊らされるのではなく、「本当に必要かどうか? 定価だったとしても欲しいものか?」など購入前にいま一度考えてから買うようにしましょう。

※画像は本文とは関係ありません。

執筆者プロフィール : 丸山晴美(まるやま はるみ)

外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。