俳優の六平直政が、きょう24日に放送される関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『嘘の戦争』(毎週火曜21:00~21:54)の第3話に出演。主演の草なぎ剛演じる詐欺師のターゲットとなる。

『嘘の戦争』に出演する六平直政=関西テレビ提供

このドラマは、草なぎが以前主演を務めた同局系『銭の戦争』(2015年1月期)のスタッフが再結集し、草なぎ演じる幼い頃に家族を殺された主人公・浩一が、天才的な詐欺師となって復讐(ふくしゅう)を果たそうとする姿を描くもの。六平は、幼い浩一に嘘の証言を強要した刑事・三輪郁夫役を演じる。

六平は、映画『日本沈没』(2006年)やバラエティ番組で共演経験のある草なぎについて「今が男盛り、人間的にも力強く、優しく、素晴らしい役者に成長されていました」と感服。「大事なシーンが終わった後は、人なつっこく、私をいじってリラックスさせていただき、とても楽しかったです。これからのドラマ、映画を支えていく役者さんだと思います」と信頼を寄せる。

また、「ドラマでも映画でも演劇でも、ドラマツルギーとして一番わくわくドキドキして痛快なのは、仇討のストーリーです」と解説した上で、今作について「一筋縄にはいかない手に汗握る展開になっています。見ている方は、仇を討った姿を見てスッキリしたいのに、人間関係が交錯してハラハラドキドキ…ですよね」と視聴者に共感。「私の演じる三輪刑事も仇討されてしまうのですが、見方を変えると、かわいそうな人間です。人間の表だけではない、裏の顔が見えるのが、このドラマの面白いところだと思います」と分析していた。

今夜の第3話は、浩一と二科隆(藤木直人)との間で繰り広げられる騙し騙されの攻防戦のほか、二科家の長女で救急救命医の楓(山本美月)を翻弄することで起こる、詐欺師相棒のハルカ(水原希子)との三角関係などの愛憎劇も見どころ。

六平は「やむない事情を抱えた三輪刑事が30年前に犯してしまった罪を、浩一に徐々に、徐々に、巧妙な手口でワナにはめられて復讐されていくプロセスがとても丁寧に描かれていて、とても良くできた完成度のすごく高いストーリーになっています」とアピールしている。