元SMAPの草なぎ剛が6日、都内のスタジオで行われた関西テレビ・フジテレビ系主演ドラマ『嘘の戦争』(10日スタート、毎週火曜21:00~21:54)の制作発表会見に出席し、SMAP解散後初の公の場に登場。「この作品で2017年を爽やかにスタートしていきたいと思っておりますので、皆さま何卒よろしくお願いします」と意気込みを語った。

このドラマは、2015年1月期に放送された同局系ドラマ『銭の戦争』のスタッフが再結集し、草なぎ演じる幼い頃に家族を殺された主人公が、天才的な詐欺師となって復讐を果たそうとする姿を描くもの。

草なぎは「2017年、この仕事でスタートできるというのが本当にに幸せで、今僕が持っている力をすべて注ぎ込める作品」と気合が入っている様子。「復讐(ふくしゅう)劇でネガティブな話ではあるんですけど、どこか胸にジーンと来るところがあって、未来に希望が持てるような話になるんじゃないかと思っています」と作品への思いを語った。

演出も手がける関西テレビの三宅喜重プロデューサーは「草なぎさんには、今までにないくらい体を張って、いろんなことをやっていただいています」と見どころを語り、同局の河西秀幸プロデューサーも「後藤法子さんの本がとにかく面白いんです」と自信。

その脚本を担当する後藤氏は、以前『銭の戦争』で不安を持って書いたシーンを「草なぎさんが圧倒的な熱量ですごくいいシーンに成立させてくれました」と振り返りながら、「私も、最後まで熱量を持って書き切りたいなと思っています」と力強く語った。

ビデオメッセージを寄せた大杉漣(左)と市村正親

この会見には、会場に来れなかった大杉漣と市村正親からのビデオメッセージが上映され、草なぎは「いつも学ばせてもらうことがあるので、今回も胸に飛び込んでいこうと思います」と信頼している様子。

草なぎは撮影現場にギターを持参しているそうで、「(大杉)漣さんは最初の頃『剛くん貸して』って言うんですけど、撮影終わる頃には勝手にイジってるんです(笑)」と仲の良さを報告し、市村に対しては「ビンビンと鳥肌が立つくらいの目力で来るので、すごいなと思います」と感心した。

会見には、共演の藤木直人、水原希子、菊池風磨(Sexy Zone)、マギー、山本美月、安田顕も出席。撮影の合間に折り紙大会が行われるほどチームワークは抜群のようで、草なぎは、山本が肌が荒れるためにマネージャーに禁止されたチョコレートを食べてしまった話を聞いて「めちゃくちゃかわいいですね」と笑顔で、安田が現場ですかしっ屁をしていることを明かすと「スタジオが臭いなと思ったんですよ」とツッコミを入れ、終始和やかなムードで会見が行われた。

一方で、草なぎは最初に監督やプロデューサーがあいさつするのを見て「なんでこんなに緊張してるんだろうと思った」そうだが、その緊張が自身にも移ってしまったようで、「俺、大丈夫か!?みたいになっちゃって、いやぁ参りましたね」と苦笑いを見せていた。

マギー

水原希子

藤木直人

山本美月

安田顕