Q.結婚してお金の面でメリットはありましたか?

結婚する上で無視できないのがお金の問題。好きな人と結婚したいと思っても、「今の収入でやっていけるのか」「子どもが生まれたらどうなるのか」といった経済的な不安により躊躇してしまうことがあるかもしれない。

そこで今回は、マイナビニュース会員のうち共働きの男女220名に、結婚とお金に関するこんなアンケート調査を行った。

Q.結婚してお金の面でメリットはありましたか?

はい 62.3%
いいえ 37.7%

Q.それはどうしてですか?

「はい」と回答した人の意見

■節約できる
・「お互いに意識して節約するようになったから」(39歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「2人のほうが1人当たりのお金が節約できる」(29歳女性/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「家賃が半分になったり、食材をまとめ買いできるようになったりしたから」(27歳男性/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「食費・光熱費などの生活費は単身だと無駄が多いが、結婚するとその部分が効率的な家計となる。もちろん財布が2つならより良い」(57歳男性/官公庁/公共サービス関連)

■収入が増えた
・「収入が増え、生活レベルがアップしたから」(42歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「自由に使えるお金が増えたから」(49歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「2人で働いていると稼ぎも倍になるので」(35歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「妻は正社員ではなくパートタイマーとして働いているが、それでも1.5人分相当の収入になるので使えるお金が増える」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)

■各種手当・控除がうけられる
・「家族手当・住宅手当・扶養手当がついた事で所得が増えた」(48歳女性/百貨店/販売・サービス関連)
・「配偶者控除など適用できるようになった」(36歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「収入が増え、扶養手当ももらえるから」(32歳男性/教育/公共サービス関連)

■無駄遣いが減った
・「物の無駄遣いがなくなりました」(25歳女性/その他/営業関連)
・「無駄遣いが減ったこと、将来のビジョンが具体的になった」(30歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「結婚前はパチンコや趣味に使えるだけ使っていたが、結婚して妻に管理を任せて無駄遣いが減った気がする」(42歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

■貯蓄が増えた
・「貯金に回せる額が倍以上になったから」(35歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
・「妻の収入が良い上に、やりくり上手で、貯金がどんどん貯まりました」(65歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「計画的に貯蓄するようになったため」(45歳男性/生命保険・損害保険/営業関連)

「いいえ」と回答した人の意見

■自由に使えるお金が減った
・「わが家の財布は妻のもの」(39歳男性/その他/事務・企画・経営関連
・「2人で折半にしてるが、小遣いが減った」(64歳男性/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連)
・「当然のことながら、嫁と子供を養うために自分で自由に使えるお金が減った。自由に使えるお金も、使い方によっては非難の目を向けられ窮屈だ」(37歳男性/食品/事務・企画・経営関連)
・「独身の時は自分の給料は全て自分で使っていたけど、結婚したら生活費に入れなくてはいけなくなったので」(52歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)

■子育てにお金がかかる
・「子育てにお金を取られてそれほどメリットを感じないです」(50歳女性/不動産/営業関連)
・「世帯収入は増えたけど、子どもにかけるお金が増えた」(35歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「子育て進学にお金がかかり過ぎた」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「子どもの教育費等、独身時とは異なる費用項目が多い」(53歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)

■配偶者が浪費する
・「妻が浪費家で、年収は750万円以上ありますが、妻の借金のせいで土日はほぼアルバイトに費やされ、年間休日30日程度しか有りません」(50歳男性/精密機器/事務・企画・経営関連)
・「妻の浪費が激しい」(63歳男性/サービス/クリエイティブ関連)
・「旦那が贅沢しすぎて金がかかる」(39歳女性/コンビニエンスストア/その他・専業主婦等)

■収入が減った
・「正社員を辞めることになったから」(46歳女性/人材派遣・人材紹介/営業関連)
・「働く時間が減って収入が少なくなった」(51歳女性/農業協同組合/事務・企画・経営関連)
・「妻は出産・育児のために正社員をやめて今はパート勤務である。当然、手当や賞与、昇給もないため、収入は3分の1にまで減り家計は苦しくなった」(56歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■その他
・「主人がお金の出入りを教えてくれないので分からない」(44歳女性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「妻のアルバイトだけではそんなに変わらない」(43歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)

■総評
共働き220名のうち、結婚して「お金の面でメリットがあった」と回答した人は6割超という結果に。最大のメリットは、やはり「収入が増える」ということ。「収入が2人分になって経済的に余裕が生じた」「かなりラクになった」「心にゆとりができた」といったコメントが寄せられたが、 共働きによって経済的余裕が生まれ、精神的にもゆとりをもって暮らせているようだ。

「2人で助け合える」「予測できない出費があった際、妻の収入が助けとなった」といった回答も見られたが、ダブルインカムなら不測の事態が生じた場合にもカバーし合えるので安心かもしれない。

さらに、「節約になる」という意見も多く寄せられた。ひとり暮らしの場合、家賃や食費、光熱費などがそれぞれ別に発生するが、結婚すればそうした出費は1つになるため「ひとり暮らしよりも効率的」とのこと。「合算の収入に対し、使う金額はそれほど増えなかった」というコメントも見られた。

一方「メリットはなかった」と答えた37.7%からは、独身時代より「自由に使えるお金が減った」といった声が多く寄せられた。子どもができれば出産や子育てにもお金がかかるため、自由に使えるお金はさらに限られてくるようだ。また、家計はすべて妻が管理し、夫は小遣い制だという家庭も多く「小遣いが少ない」という男性からの不満の声も目立った。

共働きには経済的なメリットも多いが、結婚を考えているならこうしたデメリットも考慮しておく必要がありそうだ。

調査時期: 2016年12月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女220名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません