第一興商とNTTコミュニケーションズは12月14日、働き方改革・生産性向上に向けた取り組みの一環として、第一興商が展開する「ビッグエコー」のカラオケルームを、企業向けのワークスペースとしてトライアル提供する実証実験を開始する。

カラオケルームのワークスペース利用(イメージ)

第一興商直営の首都圏21店舗のビッグエコーのカラオケルーム約100室にWeb会議システムやインターネット無線LANなどのビジネスに必要なICT環境を導入することで、企業向けにテレワークのスペースとして提供するもの。2017年2月末まで実施予定。

第一興商が展開するビッグエコーをはじめとしたカラオケルーム店舗数は国内最大で、主要駅近隣にも多く出店しているうえ、人数に応じたルーム提供も可能。また、ルーム内は防音で機密性に優れており、企業のワークスペースとして十分に活用できるビジネス環境という。

トライアル店舗は、秋葉原駅前店、神田西口店、八重洲本店、銀座数寄屋橋店、有楽町店、新橋銀座口駅前店、浜松町駅前店、品川港南口駅前店、渋谷宮益坂口駅前店、西新宿センター店、池袋西口店、赤羽店、中野通り店、八王子店(以上、東京都)、横浜相鉄口駅前店、新横浜店、川崎東口駅前店(以上、神奈川県)、千葉駅前店、成田駅前店、柏駅前店(以上、千葉県)、大宮南銀通り店(埼玉県)。

今回の実証実験で得られたノウハウや技術的な課題をもとに、カラオケルームのビジネス利用拡大に向けた各種ICT環境の整備や事務用品の配備など、ワークスペースに必要なビジネス環境の構築について両社で共同検討を進め、カラオケルームのワークスペースとしての新たなサービスメニュー化を目指すとのこと。