シンガポール航空は12月13日より、羽田=シンガポール間においてエアバスA350-900による運航を開始した。同機はシンガポール航空の最新鋭の機材であり、シンガポール航空はA350-900にて羽田=シンガポール間を定期便として運航する初の航空会社となる。

SQ632便は定刻通り羽田空港に到着

A350-900は現在、羽田=シンガポール間を毎日運航しているSQ633便/SQ632便の機材変更として、まずは火水金土日曜日に導入され、2017年1月2日からは毎日同機での運航を予定している。同機羽田発の初便となるSQ633便は定刻通り羽田空港を出発し、シンガポールに現地時間の23時20分に到着を予定している。

A350-900は先端技術と優れた運航効率性を併せ持ち、高い天井、大きな窓、幅広い機内と時差ボケを軽減する照明など、乗客により快適な空の旅を提供するさまざまな特徴を兼ね備えている。シンガポール航空のA350-900の座席構成は、3クラス制の全253席(配列1-2-1のフルフラットベッドのビジネスクラス42席、配列2-4-2の新プレミアムエコノミークラス24席、配列3-3-3のエコノミークラス187席)であり、ビジネスクラスは業界最大級のフルフラットベッドにもなる78インチ幅のシートを採用。

プレミアムエコノミークラスは座席幅19インチのフルレザー仕様で、8インチのリクライニング機能を備えたシートピッチ38インチのシートを装備。エコノミークラスでは、従来と比べて座席幅と足元のスペースを広げ、人間工学に基づき設計されたヘッドレストクッションは高さの調節ができ、首周りを快適にサポートする。

機内エンターテインメントシステムに関しては、パナソニック アビオニクス製で日本語でのナビゲーションを搭載したシステムを採用。シンガポール航空の次世代型「クリスワールド」も提供している。ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、そしてエコノミークラスはそれぞれ 18インチ、13.3インチ、11.1インチのハイビジョンテレビモニターと、タッチスクリーン・タイプのハンドセットが付いており、プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスに関してはモニターもタッチ・スクリーンタイプとなっている。