ビールの本場オレゴン州から直輸入

2件目に紹介するのは、クラフトビール専門店の「BEER CELLAR SAPPORO(ビアセラー サッポロ)」。クラフトビールの製造が盛んなアメリカ・オレゴン州のポートランドから直輸入した商品を中心に、国産品も交えて約200種類がそろう。2014年12月のプレオープン以来、札幌在住のアメリカ人の間でも「あの店の品ぞろえはすごい」と評判だ。

アメリカから取り寄せた大型ビールサーバーで、樽生を常時11～12種類提供。ポップコーンや燻製など、おつまみも販売している

まずはテイスティングセットで飲み比べ

店頭に並ぶ商品が豊富過ぎて、何を飲めばいいのか迷ってしまうが、そんな時は「テイスティングセット」(1,080円)がオススメだ。常時11～12種類提供されている樽生から4種類を選び、120mlの小さなグラスで1杯ずつ注文できる。

苦味がはっきりしていて重厚な風味のものや、すっきりした軽い口当たりのもの、酸味が強いものなどを取り混ぜて用意しているので、興味を持った銘柄を試してみよう。各銘柄につき、アルコール度数と苦味を示す指数の表示があり、味わいの参考にできる。また、スタッフにも気軽に質問できるのがうれしい。

ほかにも、ビールと合わせて、ポートランドでも人気上昇中のリンゴで作る発泡酒・ハードサイダー(シードル)もぜひ味わいたい。このお試しセットは平日17～20時限定だが、初めて来店した人はそれ以外の時間帯でも注文できる。

インポーター「枯れずのビア」直営店。クラフトビールマニアも多彩な品ぞろえを絶賛する

気に入った樽生は、大きなグラスでおかわりしよう。17時までのハッピーアワーなら、ハーフ(235ml)は432円、パイント(470ml)は648円の手頃な料金で楽しめる。大型冷蔵庫に並んだボトルも、開栓料なしの販売価格のみで提供中。

サワーエールで有名なカスケードブルーイング社の逸品「クリーク2014」をはじめ、オーナー自ら現地で選んだ自慢のセレクトを堪能しよう。種類が多いだけでなく、直輸入品は全てリーファーコンテナ(冷蔵機能を備えた低温コンテナ)で輸送されており、品質保持への配慮も万全だ。

お得な飲み放題も見逃せない

もっとたっぷり飲みたい時には、飲み放題コースが断然お得だ。「BSCコース」(2,160円・60分ラストオーダー)は、樽生ビールとハードサイダー、直輸入のボトルビールなど(一部対象外)がおかわり自由。「ポートランドコース」(3,240円・90分ラストオーダー)は対象商品の制限がなく、1時間1,620円で延長もできる。

店内にはセルフドリップのコーヒー(324円)やフリーWi-fiも用意され、休憩を兼ねて買い物に立ち寄りやすい

店頭の商品は地方発送の手配もでき、持ち帰りもOK。グッズの販売もあり、ビール量り売り用のストレートボトル(946ml・5,400円)は、耐圧性がある炭酸飲料用マイボトルとして活用できる。さまざまなデザインのボトルが選べるので、旅の記念に1本ずつ買い集めるのも楽しそうだ。

●information
BEER CELLAR SAPPORO(ビアセラー サッポロ)
住所: 北海道札幌市中央区南一条西12丁目322 AMSビル1F
営業時間: 12:00～21:00
定休日: 無休