エフティ資生堂ボディケアブランド「シーブリーズ」はこのほど、「シーブリーズ塗布と集中力との関係」についての検証結果を発表した。同検証は10月、中学1~3年生男女112名を対象に、やる気スイッチグループ スクールIEで実施したもの。

「爽快! 集中ステップ」を行うと、その後の集中力に変化があるのか検証した

アスリートの世界では、脳にストレスを与え、その後リラックス感を得ることで、人はより集中力を発揮することがわかっている。高い目標を思い描き緊張状態を作った後、激しい運動を行って交感神経を優位にし、その後、すぐにリラックス感を与えて副交感神経を優位にさせると、パフォーマンスを上げることができるという(※)。

このアスリートが行うステップを勉強やテスト前にも手軽に実施できるよう、エフティ資生堂シーブリーズとJINS MEMEが共同で「爽快! 集中ステップ」を開発した。集中力を上げるための神経スイッチの切り替えを簡単にできるテクニックで、予防医学研究者・医学博士の石川善樹氏が監修している。

今回、「爽快! 集中ステップ」の効果を実証するために、学習塾等の教育関連サービスを展開するやる気スイッチグループホールディングス協力のもと、ジェイアイエヌが展開するメガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」の専用アプリ、集中力を計測する「JINS MEME OFFICE(オフィス) 」を活用して検証実験を行った。

まず、対象者を「爽快! 集中ステップ」を行うグループと行わないグループに無造作に分けた。それぞれのグループには、ブロックを用いた知恵を要する簡単な作業を行ってもらった。

その後、「爽快! 集中ステップ」を行うグループは、「5分間で何問目まで解くか」など、目標の行動を強くイメージさせたあと、その場で5回ジャンプ。その後、制汗デオドラントウォーター「シーブリーズ」を首元のVゾーンに塗布し、再び簡単な作業を行った。

「爽快! 集中ステップ」を行わないグループは、そのまま2度目の簡単な作業を行った。それぞれの集中時間を検証したところ、「爽快! 集中ステップ」を行ったグループは集中時間が平均126%アップ。一方、行わなかったグループには変化は見られなかった。

また、"集中度"を数値化したポイント値に関しては、「爽快! 集中ステップ実施あり」グループでは、平均4.1ポイント上昇したのに対し、「爽快! 集中ステップ実施なし」グループでは平均1.6ポイント低下した。

集中時間、集中度でも「爽快! 集中ステップ」を行ったグループの方の数値が伸びた

実感値でも、「爽快! 集中ステップ」を行ったグループの6割が「2回目の作業に、より集中できた」、7割が「2回目のほうが頭がスッキリした」と回答した。「頭の回転が早くなった。いろいろなパターンが考えられるようになった」「ブロックを解くのが余裕だった」といったコメントも寄せられている。

以上の結果から、脳に緊張を与え、軽い運動を行い、シーブリーズの首元Vゾーンへの塗布による清涼感を活用した「爽快! 集中ステップ」が、中学生の集中時間を伸ばし、集中力の向上に役立つことがわかった。

監修を行った石川善樹氏は、「集中状態に入りやすくするには、脳にストレスを与えてから、リラックスするのがポイント」と語っている。

中学生の場合は、目の前の課題にどう取り組むかや、テスト対策をどう立てるか、といったことをイメージした後、その場でできるちょっと息の上がる程度の運動をしてストレスをかける。その後、シーブリーズなどを首元に塗ってリフレッシュ感を得る等の手軽な方法でリラックス感を得るとよいという。

「爽快! 集中ステップ」

※出展:「Heilung durch Glauben. Die Beweise. Selbstheilung in der neuen Medizin.」 2002/11ハーバード大学医学部 Herbert Benson著