ロックバンド・L'Arc~en~Cielの新曲「Don’t be Afraid」が、『バイオハザード』シリーズ第6弾にして最終章『バイオハザード:ザ・ファイナル』(12月23日公開)の日本語吹替版主題歌に決定したことがこのほど、明らかになった。

L'Arc~en~Cielの新曲が『バイオハザード:ザ・ファイナル』日本語吹替版主題歌に決定

日本発の人気ゲームを映画化した『バイオハザード』シリーズは、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるヒロイン・アリスと、世界をアンデッド化した元凶である宿敵アンブレラ社との戦いを描いたアクション大作。シリーズ最終作となる本作にて、『バイオハザード』シリーズが大好きだというL'Arc-en-Cielとのコラボレーションが実現した。

日本語吹替版主題歌に決定した楽曲「Don’t be Afraid」は、かつてアンブレラ社の特殊部隊員だったが、アンブレラ社に実験台として利用され、その人生を翻弄されながらも両手に銃を携え戦い続けてきたヒロイン・アリスが歩んできたこれまでの姿にぴったりな楽曲になっている。

作詞を担当したhydeは、『バイオハザード』の象徴的な瞬間について、「中に絶対アイツらがいるってわかっているのにドアを開けないと進めないという、その展開。その展開と人生って、どこか通じる部分があると思うんです」とコメント。「『どうしてもこれやらないと前に進まないんだよな…』っていうその気持ちを自分と照らし合わせて。勇気を振り絞って恐怖に打ち勝つっていう部分をイメージして歌詞を書きました」と歌詞に込めた思いを語る。

また、「『Don’t be Afraid』は発音的に、流暢に言ってみると『ゾンビーアフレイド』に近いなと。『ゾンビ怖い!』みたいな。ちょっとダジャレ入ってます(笑)」と明かし、「L’Arc-en-Cielのファンは『バイオハザード』を好きになって、『バイオハザード』のファンはL’Arc-en-Cielを好きになって、ということが少しでも起こればうれしいです」と相乗効果に期待を示した。

作曲を担当したtetsuyaは、「最終作ということで、『バイオハザード』の映画の映像のイメージを頭の中に描きつつ、僕なりの解釈で、クリーンなアルペジオでちょっと悲しい感じのほうがいいかなと思って作りました。悲しみとか、怒りとか、無念な気持ちとか、僕の中でもテーマになりました」と明かし、「生きながらにしてゾンビのような気持ちになる。ゾンビの気持ち、わかるんですよ、僕。ゾンビじゃないですけど(笑)」と説明。「待ってくれている人に喜んでもらえるような楽曲をつくることが僕の使命。自分なりに頑張って、すごくいいものができたな、と思っています」と自信をのぞかせている。