「家計を切り詰めるなら固定費から」と聞いたことがある人もいるかもしれません。実際に、食費や被服費、交通費といった変動費よりも、固定費を減らした方が継続的な節約効果が見込めると言われています。知らず知らずのうちに固定費を増やしかねない行動をとっているとしたら……? 今回は固定費で損しがちな人の特徴と、具体的にどうやって固定費を見直していけば良いのかを見ていきましょう。

固定費の節約ポイントを教えて!

1.家賃交渉をしない

マンションなどの賃貸住宅は、契約期間満了ごとに更新料を支払う仕組みになっています。「決まりだから仕方ない」と思っている人も多いと思いますが、契約更新時こそ家賃交渉ができる最大のチャンスです。

住宅のある地域の不動産相場が下がっていたり、築年数によって同じ住宅の家賃が下がっていたりすると、家賃を下げてもらえる可能性があります。更新時期が近づいてきたら、自身の住宅や地域の家賃相場を確認し、家賃交渉ができるかどうか検討してみましょう。

2.言われるままに生命保険に加入する

生命保険はオプションも含め様々な種類があり、自分で選ぶのは難しいという人もいるかもしれません。とはいえ、保険担当者に言われるままに契約すると、過剰保障で保険料が高額になってしまうことも。20代シングルなら、最低限の保障がついた掛け捨て保険。30代子持ちファミリーなら、万が一亡くなったときに遺族にお金をのこせるような保険というように、環境や用途に合わせて保険を選んでみましょう。高額療養費制度など、公的な保障制度で補える部分があることも視野に入れて必要な保険を考えることも大切です。