アートディンクは12月15日、鉄道シミュレーションゲーム『みんなのA列車で行こうPC』を発売する。「ノートパソコンでも動く」をコンセプトに、ニンテンドー3DS版『A列車で行こう3D』をWindowsパソコン向けに作り直した。

『みんなのA列車で行こうPC』(通常版パッケージ)

老朽化する建物や年代に合わせた建造物、史実に沿った出来事の再現、新たなエネルギー資源の登場など、3DS版以前の『A列車』にはなかった「時代」の概念を組み込んだゲームシステムもそのまま採用した。

表示範囲は3DS版より広くなり、斜め上方の視点から街の様子をひと目で見渡すことができる。表示範囲はウィンドウのサイズにあわせて調節可能で、ズームイン・ズームアウトにも対応。全体が俯瞰できるので路線の建設ルートも考えやすくなり、より箱庭的なスケール感で楽しめる。建物や自然物などのグラフィックスは3DS版の4倍の解像度となり、よりシャープで繊細な街並みを表現できるようになった。

チュートリアルを含む3DS版のシナリオ12種に、3DS版DLCとして配信された追加シナリオ8つもすべて収録。さらにPC版オリジナルの新規シナリオ3つが加わり、合計23種類ものシナリオが遊べる。初心者向けの機能として、ゲーム中で倒産してもゲームオーバーにならず、どれだけ赤字になってもそのまま遊べる「フリーモード」を搭載。資金の制限がなくなり、自由な遊び方が楽しめる。

PCの性能に合わせ、ゲーム内の速度も向上。動作環境にもよるが、時間を早送りして快適に進められるようになったという。自作シナリオやライバルデータの交換機能も実装。『Steam』の実績にも対応する。『みんなのA列車で行こうPC』はWindows10 / 8.1 / 8 / 7 / Vista対応。価格は5,800円(税別)。

クォータービュー(斜め見下ろし視点)画面。全体を俯瞰でき、より箱庭的なスケール感でDX楽しめる(画面写真は開発中のもの)