披露宴に関する交付金

祝い金や家賃補助の他、結婚披露宴にまつわるちょっと変わった助成金もあります。

例)島根県隠岐の島町……「隠岐の島町孫抱き交付金事業

隠岐の島町では経済対策の一環として、町内で結婚披露宴を執り行う人を応援しつつ地元経済の活性化を図るとともに、隠岐の結婚披露宴にはつきものの“子授けの儀”とういう伝統文化を継承するための支援策を行っています。

交付の金額は、結婚披露宴の開催で25万円、同結婚披露宴において"子授けの儀"を行うと更に5万円となります。

交付の対象となる結婚披露宴は隠岐の島町内で行う結婚披露宴で、出席者数の制限はありません。結婚披露宴という晴れの舞台を隠岐の島町内で行う方は、町民に限らず対象となるので、検討してみてはいかがでしょう?

キューピッド役でもらえる報奨金も!?

また、キューピッド役をすることで結婚仲人報奨金がもらえる自治体があります。

例)長野県飯山市……「結婚仲人報奨金制度

「結婚仲人」として飯山市に名簿登録をした、飯山市民により、独身男女が結婚までたどり着いた場合、仲人1組に付き5万円の報奨金が贈られます。

対象となる婚姻の条件は、婚姻する当事者のいずれかが飯山市民であること、婚姻届を提出した後、夫婦ともに飯山市内に1年以上居住する見込みであることなど。ただし、結婚紹介業又は婚姻する者の3親等以内の親族は除きます。

例)山梨県小菅村……「小菅村若者定住促進の奨励制度(結婚仲介報奨金)

永住を前提として村内に住所を有し、又はその生活の本拠村内有する若者を対象に、相当困難と認められる婚姻を成立させた人は、1婚姻につき20万円が贈られます。

おわりに

結婚の後には妊娠、出産、子育てといった大きなイベントが待っています。これらも自治体によって制度が異なりますので、定住先は人気のエリアだけではなく、自治体のサービスが充実したところを選ぶのもいいですね。

(※補助金・助成金の情報は2016年10月1日時点のものです)

執筆者プロフィール : 丸山晴美(まるやま はるみ)

外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。