スターバックス コーヒー ジャパンは10月3日、「ネクタリン ピーチ クリーム フラペチーノ with ティー ババロア」と「ネクタリン ピーチ&クリーム ティー」と同時に、ティーブランド「TEAVANA(以下、ティバーナ」を発売した。「コーヒー&エスプレッソ」「フラペチーノ」のイメージが強いスターバックス。なぜ今"紅茶"なのだろうか。実際に飲んで確かめてきた。

「スターバックス」に新たに紅茶ブランド「TEAVANA(ティバーナ)」登場

今回展開する「ティバーナ」とは、「HEAVEN OF TEA(ティーの楽園)」を意味したティーブランド。「これまでにないティー体験を実現するために設立された同ブランドは、2013年からはアメリカの「スターバックス」店舗で販売され、現在ヨーロッパを始めとした世界各国の「スターバックス」で取り扱われている。

そもそもコーヒーのイメージが強い「スターバックス」がどうして今紅茶なのだろうか? 広報担当によると、「スターバックス」の創業当時(1971年)のブランド名は「Starbucks Coffee, Tea and Spices」。コーヒーだけでなく、紅茶も「スターバックス」を構成する要素なのだ。それを日本では上陸20周年を向かえた今年、新しい柱として導入したそうだ。

「ティバーナ」は実際どんな商品?

では「ティバーナ」とは実際、どのような商品なのだろうか。10月3日に第1弾として発売された「ゆず シトラス&ティー」は、日本限定商品。さまざまなフルーツをミックスしたシトラスジュースを温め、アッサム・セイロンなどをブレンドした「イングリッシュブレックファーストティー」の茶葉と、ゆず、ピンクグレープフルーツなどの果肉が使われたソースに合わせる。ゆずとシトラスの香りに爽やかな味わい、ジュースをスチーミングする音など、五感を楽しむ新しいビバレッジに仕上がっていた。

ミルク以外をスチームする光景は珍しい

レギュラーメニューでジュースを温め、紅茶を抽出するのは「スターバックス」にとって新しい試み。ひと口飲んでみると、ほんのりと茶葉の渋みを感じ、華やかな香りが口に広がる。ゆず果肉がたっぷりと入っているので、その食感も新しい。ゆず茶を思わせる冬にぴったりな味わいだ。

「ゆず シトラス&ティー」(税別390円~)

また、これまでスターバックスで提供していた紅茶も新しく変わった。大きな変更点としては、「フルリーフチャイ」と「ハイビスカス」がなくなり、新しく「カシミール」「ミントシトラス」が入った。また、「ラベンダーアールグレイ」が「アールグレイ」としてリニューアル。価格もトールが税別340円、グランデが税別380円、ベンティが税別420円に変化した。

アイスはさっぱりとして、本当にジュースのようだ

肌寒くなってきた季節に新しく生まれた「ティバーナ」。それは「スターバックス」の本来のブランドイメージとしてあったもので、日本上陸20周年を迎えた「スターバックス」の新しい楽しみ方だった。「銀座マロニエ通り店」(東京都中央区)では、期間限定で「ティバーナ」の世界観を表現した店内に変わっているので、ぜひ訪れてみてほしい。

「ティバーナ」仕様になった「銀座マロニエ通り店」(東京都中央区)