デルタ航空(本社: 米国・アトランタ)は9月15日より、日本発着の米国本土路線およびホノルル路線のエコノミークラス「メインキャビン」と「デルタ・コンフォートプラス」席の乗客に、機内用スリッパの提供を開始した。日米間の長距離国際線で、全客室の乗客に機内用スリッパを提供するのはデルタ航空が初めてとなる。

デルタ航空が新規導入した「メインキャビン」機内用スリッパ

これまでメインキャビンの乗客には、アイマスクと耳栓が入った「スリープキット」と、機内エンターテインメント用のイヤホン、食事サービス後に配布するペットボトルの水を、コンフォートプラスの乗客には、それらに歯磨きセットを加えたアメニティーを提供していた。新たにスリッパを加えることにより、エコノミークラスの機内での快適性をさらに高めることを目指している。

デルタ航空の既存の「メインキャビン」スリープキット

機内用スリッパは、成田/羽田/名古屋発着のアメリカ本土路線と、成田/名古屋/関空/福岡発着のホノルル路線で提供を開始し、10月30日に新規就航する羽田=ミネアポリス線と、同日より昼間の時間帯に移行する羽田=ロサンゼルス線でも提供される。この提供に関してデルタ航空日本支社長の森本大氏は、「デルタ航空がいかに日本人のお客さまを大切にしているかを表しています」とコメントしている。

機内用スリッパのほか、メインキャビンおよびデルタ・コンフォートプラスの乗客へのサービス向上の一環として、20161年7月に日本発の米国本土路線にて、日本人の乗客に最も人気のあるアイスクリームブランドのひとつ「ハーゲンダッツ」の提供を開始した。米国発の帰国便では出発空港により、「ベン&ジェリーズ」または「マグナム」のアイスクリームを提供している。ホノルル線では、帰国便のみ「ベン&ジェリーズ」のアイスクリームを提供している。

日本発の米国本土路線では「ハーゲンダッツ」を提供

また8月には、全席が個室タイプ(スイート)のビジネスクラス「デルタ・ワン」スイートを発表。「デルタ・ワン」スイートは、2017年秋から米国とアジアを結ぶ一部路線で運航開始予定のエアバスA350型機に最初に導入される。

デルタ航空のエアバスA350型機