ユニ・チャームは認知症予防のための「ソーシャル・ウォーキング」の体験会を、10月6日に東京都、10月7日に大阪府で開催する。

「ソーシャル・ウォーキング」(イメージ)

「ソーシャル・ウォーキング」とは、高齢化の進行に伴う「閉じこもり」「認知症」といった問題を改善するために、同社が考案した認知症予防プログラムのこと。東京都健康長寿医療センター研究所が監修を行っている。

認知症予防には「生理的アプローチ」「認知的アプローチ」の両面からのアプローチが効果的と言われている。「生理的アプローチ」は、運動とバランスの良い食事で脳の健康状態を良好に保つことで、「生活歩行」や「15~30分のしっかり歩行(歩幅広め、速歩き)」といったウォーキングがおすすめとのこと。

生理的アプローチにより、記憶をつかさどる器官が1年後拡大

「認知的アプローチ」は、社会との接触により脳を刺激することを指す。仕事、地域活動、ボランティアなどで社会での役割を持つことや、地域イベントへの参加など、目的を持って社会と触れ合うことが良いという。

外出の頻度が高いと、認知機能障害の発生リスクが少ない

今回、同社が開発した「ソーシャル・ウォーキング」は、手軽にできるウォーキングに"目的"を持って"社会"と触れ合う機会を組み合わせたもの。人と関わり、楽しみながら歩くことを誰もが取り組みやすい形にしたという。

「ソーシャル・ウォーキング」体験会では、東京都健康長寿医療センター研究所の講師による認知症予防に関する講演を実施。その後、各地の公園でウォーキングも体験できる。普段運動しない人でも取り組みやすい内容となっているとのこと。雨天時は、講義会場内でウォーキングのポイントについての講義や、ストレッチ、歩幅測定などを行う。

体験会は、東京では10月6日に開催。会場はリファレンス新有楽町ビル貸会議室(講義会場)、日比谷公園(実技)。大阪では10月7日、大阪城ホール コンベンションホール(講義)と大阪城公園(実技)で開催する。集合時間はいずれも9:00。参加費は1人300円。定員は各会場とも50名。申し込みは、同社公式サイトで受け付けている。応募締め切りは9月16日。