女優・山谷花純が映画初主演を務める『シンデレラゲーム』(10月1日公開)の初の本編映像となる予告編・ポスタービジュアル・場面写真が6日、公開された。
原作は、新井淳平氏による同名小説。所属するユニットの解散公演を終え孤島で目覚めた主人公・灰谷沙奈(山谷)の周りには、自身と同様に拉致されたアイドルたちが横たわる。そこにタキモトと名乗る男が現れ、ゲームの開始を宣言。トーナメント制のサバイバル・カードバトルを勝ち抜けば、トップアイドルになれるといい、敗者には死が待つ過酷な戦いに沙奈も参加していく。山谷のほか、駿河太郎、清水あいり、阿知波妃皇、其原有沙らが出演する。
予告は、島で目を覚まし困惑する沙奈らの表情を映してスタート。タキモトは、「これからあなたたちにはシンデレラゲームに参加していただきます」と話しながら、島に集まったのはオーディションで選ばれた20人であることも告げる。バトルのルールとして明かされたのは、島に散在するカードを集めること、敗者はその場で処刑となることなどを含んだ4つだ。
「優勝者はトップアイドルにして差し上げます!」とタキモトは、異様な雰囲気を放ちながら続ける。それを聞いた、あるアイドルは「ふざけんな」と盾突くが、タキモトは「失格です!」と不気味な笑み。首に備え付けられたセンサーが作動し、そのアイドルは血を流して死んでしまう。おびえる女性たちをニコニコ眺めながら、タキモトは「命懸けでシンデレラを目指しましょう」と言い放つ。
ゲームが始まり、"負け"として吐血して死ぬ少女、疑心暗鬼になるあまりカード外で他者に攻撃をしかける少女と、正気を失っていくアイドルたち。そんな中、沙奈は倒れてしまったライバルを助けるも、「あんたは自分を守るためだけに戦っていれば良いの」と突き放されてしまう。2日目に突入した沙奈は制服が血まみれに。さまざまな野心と狂気が交差し、不可避のゲームに巻き込まれた不条理が映しだされた予告となっている。
(C)2016「シンデレラゲーム」製作委員会