現在放送中のドラマ24『侠飯~おとこめし~』(テレビ東京ほか 毎週金曜 24:12~)。生瀬勝久がコミカルな演技を封印してヤクザの組長役に挑み、柄本時生演じる大学生・良太の家に転がり込む。毎回視聴者から"夜食テロ"と言われる簡単で美味しそうな手料理を披露し、話題となっている。

内田理央が演じるヒロイン・結城春菜は、良太から思いを寄せられる役どころながら、ボーイズ・ラブが好きな腐女子という少し変わった設定。グラビア、ドラマ、映画、さらには女性ファッション誌『MORE』の専属モデルとして幅広く活躍する"だーりお"に、ドラマのこと、仕事のことをたっぷり聞いた。

内田理央
1991年9月27日生まれ、東京都出身。2010年4月に日本テレビ「アイドルの穴~日テレジェニックを探せ! ~」でデビュー。グラビアやバラエティ、舞台など幅広く活動。『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)にて、ヒロイン・詩島霧子役を演じ本格的に女優デビュー。『MORE』専属モデルとしても活躍中。 西田航(WATAROCK)

迷いのない役作りに

――『侠飯~おとこめし~』では、かわいいヒロインという姿のほかに、妄想中のコミカルな演技などもありますが、役作りについてはいかがですか?

私もオタク気質と言いますか、アニメや漫画が好きだったので、そこは似ているところだと思います。それから春菜は男子グループの中に女子が1人、というポジションですが、いわゆる"オタサーの姫"ではなく、対等な仲間だというところも似ています。私も小さい頃から男子の中に一緒になって遊ぶタイプだったので、そこはすごくやりやすかったですね。

――ちょこちょこと、少しセクシーなシーンも入っていますよね。

2話で"彼シャツ"シーンがあって、次は6話(26日放送)で"彼T"があるんですよ(笑)。短パンが隠れるくらいのダボダボのTシャツを着ています。柄本さんに酔っ払って迫るシーンもあって、撮影がすごく楽しくて自由に暴れまわりました。普段はたくさんお酒を飲むタイプではなくて、あまり酔ったりもしないんです。なので、今回はドラマでおじさんみたいに酔っ払う演技ができて、楽しかったです。

――今回のドラマでは、グラビアや映画『血まみれスケバンチェーンソー』でチャームポイントだったお尻を封印したと話題にもなっていました。

特に自分では好きな部分ではないんですが、「お尻がいいね」と言っていただくことは多いですね。でも今回も、衣装ではけっこう露出があるんですよ。ふだん履かないくらいのショートパンツで、結構露出があるのも、深夜の時間帯のドラマとしてはポイントなのかな、と思っています(笑)。

オーディションで披露した特技

――内田さんがメインとなる6話でも、就活的なテーマが入ってきますが、ご自身もオーディションを受けたりしていて、気持ちがわかるのではないでしょうか。

就活にしろ、オーディションにしろ、自分を見定められる場所なので緊張はしますよね。私は、失敗の方が多いです。以前あった失敗を挙げると、オーディションでダンスを披露することになり、私はダンス未経験だったので、周りはすっごい踊ってるのにラジオ体操みたいな……地獄絵図でした(笑)。

みんな小さい頃から新体操やバレエをやっていて「バク宙ができます」とか言っていて! 1人ずつ特技を披露しなきゃいけないときに、私は「寿司屋で働いてました。エア海苔巻き作ります」と言って、1人だけバラエティ的な……。

――想像すると、すごい光景ですね。

本当に地獄でした(笑)。ダンスの先生が出てきて、5分くらいでダンス覚えなきゃいけないんですけど、人生で一度もダンスしたことなかったですし! だから、失敗はつきものなんだろうなと思います。

――そういうのを乗り越えての今なんですね!

負けないでほしいです!