今回のアンケートでは、なんと775名もの男女が答えてくれています。音楽ファンが多く参加してくれてうれしい限りです。また、心に余裕がない人生で3週間も空けてしまいました、スミマセン。今回はMTVが最も華やかなりし頃、そう1980年代のロックではなくポップに注目した。ミュージックビデオに力を入れるアーティストが多くなり、ハードロックは死んだといっても過言ではあるまい。でも僕も80年代のポップミュージックは青春の一ページとして記憶に強く残る。

80年代、ロックからの転換点としてビジュアルやルックスを重視したグループやボーカリストの台頭が挙げられる。

デュラン・デュランとカルチャー・クラブ どっちが好き?

当然、カルチャー・クラブファンである、僕は。曲がポップでわかりやすく、ボーイ・ジョージの歌唱力の方が、サイモン・ル・ボンより格段に上、と圧倒的な差がつくだろうと思っていた。


まあ、実のところこんなものだろうとはわかっていた。当時、デュラン・デュランの女子からの人気はスゴかった。6:4、イイ線までカルチャー・クラブも頑張った。今年の6月には16年ぶりにオリジナルメンバーがそろって来日も果たしてくれた。最後に生の彼らを見たのは33年前の絶頂期だったが、今回は行けなかったが、ことさらすばらしかったようで、パワーアップしたポップ・ミュージックを聴かせてくれた、らしい。悔しい。

大ブレイクから34年経ってもボーイ・ジョージのボーカルはソウルフルかつポップで、素晴らしい
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デュラン・デュランのヒット曲 - 「プリーズ・テル・ミー・ナウ」と「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」どっちが好き?

では、カルチャー・クラブに勝ったデュランに敬意を表して尋ねてみた。彼らのヒット曲、僕はこの2曲ぐらいしか知らないが、どうでしょう?


82年のヒット、「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」、その翌年の「プリーズ・テル・ミー・ナウ」、結果は思った以上に差がついて「プリーズ~」が66%だった。確か、お酒のコマーシャルで使われていたような……。CMソングは記憶に残りますからね。

カルチャー・クラブのヒット曲 - 「ポイズン・マインド」と「ミス・ミー・ブラインド」どっちが好き?

どちらもgoodですね。どちらも黒っぽさあふれるヴォーカルとビートなのにメロディーは思いっきりポップ。どちらも好きです。


どちらもセカンド・アルバム『カラー・バイ・ナンバーズ』(83年)の曲である。どっちが上でもいいが、メジャーな曲調の「ポイズン・マインド」の方が人気かと思いきや57%で「ミス・ミー~」だった。この曲はロイ・ヘイの金色のストラトから弾かれる、メタル並みの深いディストーションのソロも味だった。

カルチャー・クラブのヒット曲 - 「君は完璧さ」と「カーマは気まぐれ」どっちが好き?

言わずと知れた、最初の大ブレイクシングルと、バンド最大のヒットシングルの対決である。僕はこの対決が知りたくて今回のアンケートをとったのだ。


順当な結果だ。いくらデビュー・アルバムのあの、衝撃的なプールサイドを歩きながら歌っているミュージックビデオの印象が強くても、「カーマは気まぐれ」の最強のポップソングには歯が立たなかった。62:38と結構な大差がついた。でもいいんです。やっぱり、どちらも好きだから。「カーマ~」のミュージックビデオ、楽しかったですよね。今でも舟の上の光が夜に差し掛かる曲の終盤は目に焼き付いている。

じゃあさぁ、ホール&オーツとザ・ポリス どっちが好き?

デビューはホール&オーツの方がだいぶ早いが、同じ80年代を売り切ったポリスと対決させてみた。


キャリア、曲数などはホール&オーツの方がはるかに多いが、ポリスが僅差で抑えた結果に。80年代「キス・オン・マイ・リスト」、「マン・イーター」、「プライベート・アイズ」とNo.1ヒットをバンバン飛ばしており、一方ポリスは83年の『シンクロニシティー』からの「見つめていたい」が年間チャート1位に。そしてすぐに活動停止していましたね。確かに「見つめていたい」のサウンドはのちに多くのバンドが感化されて似たような曲が増えたのを覚えている。


次回は80年代アンケートの第2弾、シンディー・ローパー、ティアーズ・フォー・フィアーズなどのアンケート結果を発表します、お楽しみに。8月12日(金)予定希望。

調査時期: 2016年7月19日~22日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 40歳以上775名(男性590名 女性185名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート