サニーヘルスは、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート「実はダイエットがうまくいかない原因かも? 要注意食品6選」を公開した。

スムージーやグラノーラも要注意!? ※イメージ

同サイトによると、美容や健康に良さそうでヘルシーだと思われている食べ物の中には、実はヘルシーではないものや、食べ方に気を付けないと逆に太ってしまうものがあるという。今回の調査レポートでは、注意したい食品を6点挙げている。

1つ目は「カップ春雨スープ」。低カロリーでヘルシーというイメージが強いが、糖質(炭水化物)が主成分であるとのこと。カップ春雨スープに表示されているカロリーは100~200kcal程度だが、それは春雨の量そのものが少ないだけで、春雨10gあたりのカロリーは35kcalほど。これはうどんやパスタなど他の麺類とほぼ同じぐらいだという。

また、カップ春雨スープのスープを飲み干している人は要注意。1食あたりのスープの塩分量は約3g程度とやや高い。健康面を考えても、食べる頻度は低めにしておいたほうが良いとのこと。

2つ目は「グラノーラ」。グラノーラは、基本的にはオーツ麦(えん麦)をメインに小麦、玄米など数種の穀物をシロップ、砂糖、ココナッツ、はちみつなどで甘みを付け、油脂を混ぜてオーブンで焼いて作る。「糖質+糖質+脂肪」という組み合わせであるため、カロリーも糖質も決して低いわけではないという。また、糖質が多いため、食べるのは夜よりも朝食のほうが良いとのこと。デザートではなく、食事として適量を食べることをすすめている。

3つ目は「野菜ジュース」。名古屋市消費生活センターの実施した成分分析において、「1本で1日分の野菜を使用」などと表示された野菜ジュース類の多くは、厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量350gを下回る量の栄養素しか含んでいないことが明らかとなっている。加工する段階で含まれるほとんどの栄養素は減少してしまうため、酵素やビタミンCなどの摂取は期待できないという。

国民生活センターの調べでは、野菜系飲料の1パッケージ(200ml)あたりの食物繊維量は、緑黄色野菜120g当たりに含まれる量(推定値)と比べると、ほとんどの商品が半分以下であることがわかった。野菜ジュースは、あくまでも補助的なものと位置づけて摂取したほうが良いという。

4つ目は「コンビニのスムージー」。コンビニのスムージー商品は、濃縮還元ジュースなど加工されたジュースが使用されていたり、砂糖や果糖ブドウ糖液糖が加えられていたりするため、ヘルシーとは言い難いものも多いという。加工の段階で、「野菜ジュース」と同様に栄養素が損なわれており、無駄に糖質を摂(と)ってしまうことにもなりかねないとのこと。

5つ目は「サラダ」。ドレッシングを選ぶ際に、含まれる糖質や人工甘味料、油の質に気をつけたいとのこと。また、糖質がメインのものやマヨネーズで和えているものは"太るサラダ"であるため、適度な量に留めておいたほうが無難と指摘している。

最後に挙げるのは、「ゼロカロリー系飲料水」。「糖質ゼロ」「カロリーオフ」をセールスポイントにしているダイエット飲料には、人工甘味料が含まれる。人工甘味料の代表的なものは、アスパルテーム、アセスルファムK(カリウム)、スクラロースなど。アメリカのハーバード大学、テキサス大学、パデュー大学などの研究において、こうした人工甘味料は砂糖以上に太りやすく、かつ中毒性があり、腎臓への悪影響があるという研究結果が発表されている。人工甘味料の人体への影響は未知の部分があるため、なるべく自然のものを口にしたほうが良いと注意を促した。

詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「実はダイエットがうまくいかない原因かも? 要注意食品6選」で公開。