経済産業省 資源エネルギー庁が7月21日に発表した石油価格調査(7月19日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.8円低い122.7円となり、3週連続の値下がりとなった。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

来週は小幅な値上がりの見通し

石油情報センターは「原油価格の値下がりと円高によって原油調達コストが下落し、各石油元売りが卸価格を引き下げたことが小売価格に反映した」と分析。来週の価格動向については「原油価格は下がるが、円安で原油調達コストが上昇し、各石油元売りは卸価格を引き上げるとみられることから、小幅な値上がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、2県で値上がり、3県で横ばい、42都道府県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の131.7円(前週132.2円)で、次いで沖縄県の130.0円(同131.6円)、鹿児島県の129.3円(同131.0円)と続いた。一方、最も安かったのは埼玉県の117.9円だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.9円安い133.4円と、3週連続の値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も前週より0.6円安い102.7円と、4週連続で値下がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より0.3円安い1,153円となった。