エレン・デジェネレス(C)BANG Media International

エレン・デジェネレスは、映画『ファインディング・ニモ』でドリーの声を担当したことで、人生が救われたという。

2003年の大人気映画『ファインディング・ニモ』の続編にあたる新作映画『ファインディング・ドリー』のプロモーションで英国に訪れたエレンは、11日に行われたロンドンの記者会見で「当時仕事のオファーがなくて、3年も仕事をしていなかったの。仕事の依頼がないことが怖かったわ。オリーブ園で働こうとしていたくらいよ! オファーをもらえたことが信じられなくて、しかもピクサーの映画の仕事で、最高だったわ」と話した。

2003年に始まり2011年にはデイタイム・エミー賞を受賞した自身のトーク番組『エレンの部屋』の開始時にも有利に働いてくれたようで、「ニモの仕事が3年かかって、偶然にもトーク番組が開始するときに公開になったの。明らかに最高のタイミングだったわ。たくさんの意味で間違いなく私の人生を助けてくれたの」と続けた。

アンドリュー・スタントン監督はドリーの役はエリーのために書いたといい、「彼女の声が頭から離れなかったんだ。がむしゃらに書いたさ、特定の俳優を思い浮かべて書いたのは初めてだったよ。それでエレンに電話して『やあ、アンドリューだよ、君のためにこの役を書いたんだ、もし君がやってくれないなら参っちゃうよ』って言ったんだ」と明らかにした。

また、エレンはアンドリューが自身の仕事の苦境に気づいていなかったことが有り難いようで、「アンドリューがしたことも偶然という感じなの。私の状況に彼が気づいていたかわからないわ。彼は自分の世界に没頭するから、私に仕事がないことや求められていなかったことに気づかなかったのかも。みんなは『なんでエレンなんだ?』って言ったかもね」と語った。

続編映画『ファインディング・ドリー』のアメリカでの興行成績は『ライオン・キング』の記録を超えそうだとフォーブスは報じている。

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