文響社は7月1日、脳神経外科医・菅原道仁氏による著作『そのお金のムダづかい、やめられます』を発売する。価格は1,230円(税別)。

『そのお金のムダづかい、やめられます』(菅原道仁/文響社/1,230円+税)

脳科学の力で「ムダづかい」がなくなる!?

本書は、最新の脳医学と心理学に基づいた"お金の使い方・貯め方"を提案。従来、我慢や努力とワンセットと思われてきた貯金を、脳科学の力で簡単にする方法を紹介する。

本書によると、脳は「もともと、ムダづかいしやすい」ようにできており、その理由は、思考や判断をするのに非常に多くのエネルギーが必要になるからだという。「浪費しよう」という命令を出している脳を、意思の力で押さえ込もうとしているため、お金が貯まる代わりにストレスがたまるのだそうだ。

一方、脳神経外科の専門医が提案する"お金の使い方・貯め方"では、買いたいものがあっても、まず「脳が欲しいと思い込まされていないか」を、客観的に点検してみることを勧めている。脳の命令やホルモン分泌は一過性のものなので、脳が思い込んだことで生じた物欲は脳からの命令がやんだ瞬間に収まるという。

この客観的な点検は、脳科学でいう「メタ認知力」を用いて行う。本書では、より簡単にメタ認知力を身につけるためのストーリー思考を、練習問題を交えて紹介する。

著者の菅原道仁氏は1970年生まれ。杏林大学医学部卒業。脳神経外科医。菅原脳神経外科クリニック院長。著書に『死ぬまで健康でいられる5つの習慣』(講談社)などがある。