7月15日からNHK BSプレミアムでスタートするBS時代劇『伝七補物帳』(毎週金曜日 20:00~20:43 全9回)の試写会が行われ、主演の中村梅雀をはじめ、田中美佐子、徳重聡、上遠野太洸、松平健、原田夏希が出席した。

左から原田夏希、松平健、中村梅雀、田中美佐子、徳重聡、上遠野太洸

同ドラマは、中村梅雀扮する伝七が、腕利きの岡っ引きとして市井の事件を解決していく時代劇。梅雀の父・梅之助も同ドラマ(1970~73年 日本テレビ系)で主人公の伝七を演じており、親子二代にわたり主役を務めることになる。

中村梅雀は「父が160本撮った作品はもちろん見てました。リアルタイムで放送していた時は学生時代で、僕は『あんな臭い時代劇に出られるか!』と思っていましたが、その後、劇団に入って父と関わり合いができると、機会があったらやりたいと思うようになりました」とオファーがあったことを喜んで、「父に報告したらすごく喜んでくれました。第1話を見たら父の面影がちょっと出てしまっていましたが、これからは"梅雀"の伝七になっていくんだろうと思います。今後も期待していただき、長いシリーズとしてずっと続けていければと思います」と続編にも期待を寄せた。

その中村扮する伝七の恋女房・お俊役を、田中美佐子が演じている。撮影場所となった京都・太秦について「怖いイメージがあったんですけど、梅雀さんが京都にずっといらしていて、太秦に行くと『お帰り』と言ってくださるなど、毎日が楽しかったです」と振り返った。また、ロケでのエピソードについては「皆さんと下ネタの話をしていました。エピソードと言ったらそれしか思いつきません(笑)」と笑わせながら「現場では中村さんが引っ張ってくれました。所作も教えてくださるし、梅雀さんが大きな気持でいてくれたのでお任せできました」と中村に感謝しきりだった。