経済産業省 資源エネルギー庁が6月8日に発表した石油価格調査(6月8日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より2.6円高い122.5円となり、今年の最高値となった。

直近1カ月の動き

来週も小幅な値上がりを予想

石油情報センターは「原油価格は2月が底で、3月以降上昇し、今までの卸価格の値上がりに伴う小売価格への転嫁が進んだことが要因となり、今年の最高値となった」と分析。来週の価格動向については「原油調達コストは横ばいだが、小売価格への転嫁が続くので小幅な値上がりが予想される」と話している。

都道府県別にみると、46都道府県で値上がり、1県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の130.1円(前週127.5円)で、次いで鹿児島県の129.6円(同127.8円)、沖縄県の128.6円(同126.1円)と続いた。一方、最も安かったのは千葉県の118.2円(同115.4円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より2.7円高い133.4円と13週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も前週より2円高い102.8円と、4週連続の値上がりとなった。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より18円高い1,143円と、6週連続で値上がりした。