経済産業省 資源エネルギー庁が5月18日に発表した石油価格調査(5月16日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.8円高い118.8円となり、10週連続で値上がりした。
ハイオク・軽油・灯油も上昇
石油情報センターは「今までの卸価格の値上がりに伴う小売価格への転嫁が進んだことが、値上がりの要因とみている」と分析。来週の価格動向については「原油価格の上昇および為替の円安で原油調達コストが上昇し、石油元売り各社も1~1円50銭程度卸価格を引き上げるとみられることから、値上がりを予想している」と話している。
都道府県別にみると、40都道府県で値上がり、3県で横ばい、4県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の127.2円(前週127.0円)で、次いで鹿児島県の127.0円(同126.1円)、沖縄県の125.5円(同124.7円)と続いた。一方、最も安かったのは埼玉県の113.3円(同113.0円)だった。
ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.8円高い129.6円と、10週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も前週より0.5円高い100.4円と、2週ぶりに値上がりした。
灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より2円高い1,121円と、3週連続で値上がりした。