ヤマハ発動機は23日、排気量155ccの"BLUE CORE"水冷エンジンを搭載したフロント二輪の三輪コミューター「トリシティ 155」を欧州で9月から販売すると発表した。同車は日本やアジアなどでも順次販売するグローバルモデルとされている。

ヤマハ「トリシティ 155」

「トリシティ」はこれまでに、同社初の市販マルチホイールコミューターとなる排気量125ccの「トリシティ 125」が2014年4月にタイに導入された後、日本や欧州など世界各国で販売されている。軽快でスポーティなハンドリングと安定感の両立による新しい楽しさや、斬新なスタイルが好評とのこと。

今回、欧州で発売される排気量155ccのモデルは、「もっと行動範囲を広げ、所有感を満たすNew Standard City Commuter」をコンセプトに開発された。走りと燃費性能を両立する"BLUE CORE"エンジンと同社独自のLMW機構、剛性をアップした新設計フレームやフラットフットボード面積拡大によるゆったりした乗車ポジション、容量を拡大した23.5リットル収納トランクやDC電源ソケットを備える蓋付小物入れ、新採用のパーキングブレーキ、高級感を感じさせるLEDヘッドライト&ポジションランプなどを特徴とする。

なお、「トリシティ 155」の生産はタイのグループ会社TYMで行われる。