経済産業省は、熊本地震について、4月19日13:30時点における同省の関連分野の被害・対応状況を発表した。

熊本市内のガソリンスタンド、営業再開進む - 経産省(画像はイメージ)

阿蘇地域の停電、20日中に解消を目指す

コンビニについては、熊本県内の主要593店のうち570店が営業中。18日には70万食を供給し、19日は、それを上回る供給を予定している。スーパーについては、同県内の主要57店のうち43店が営業中で、店舗の約75%が開店した。引き続き、駐車場での販売も行っているという。

電力については、同県内では約1万3,000戸が停電。阿蘇地域(阿蘇市、高森町及び南阿蘇村)以外は復旧し、阿蘇地域についても、20日中を目標に停電解消を目指す。

熊本市周辺の都市ガスについては、約10万5,000戸が供給停止(西部ガス)。基幹となるガス管(中圧導管)の安全確認は18日に終了した。ここから直接供給している役所、体育館、医療施設などの32施設は復旧し、熊本中央病院は移動式ガス発生設備により臨時で供給している。なお、20日には供給停止が9万8,300戸まで減少する予定という。

ガソリンスタンド(サービスステーション、SS)については、熊本県内797カ所のうち、723カ所が営業中。うち、緊急車両に優先給油を行う「中核SS」は、同県内全34カ所が営業を再開した。熊本市内などのガソリンスタンドの品薄状態は、ほぼ解消されたほか、益城町(5カ所)、南阿蘇村(4カ所)、高森町(5カ所)でもガソリンスタンドが営業している。

また、石油元売り各社とJA全農は4月19日、熊本県内で営業しているガソリンスタンドの情報提供を開始。情報はそれぞれのWebサイトにて閲覧できる。