レーザー治療後、赤いハンコのような跡に驚く

「初回はこれぐらいにしておきましょうか」と高橋院長。ちなみに、肌状態やその時の反応などによって、ショット数は異なるという。

美容施術には「ダウンタイム」といって、施術後から回復まで時間がかかる場合がある。シークレットはどの程度なのだろうか……。

恐る恐る鏡をのぞき込むと、衝撃的だった。全体的に赤いというよりも、赤いハンコのような跡が何個も! よく見ると針の跡が点々になっている。今まで目にしたことのない赤みを前に、「えー! すごいですね!? 」と連呼してしまった。ショックというより好奇心。これは効くはず……!

韓国人女性もリピートする「鎮静管理」がすごい

レーザー治療のあとは、同院ならではのメディカルエステだ。治療だけで終わってしまう美容クリニックも多いというが、同院では「鎮静管理」と呼ばれる施術後のケアを行い、レーザー治療の負担を軽減する。韓国では、同施術だけを定期的に受ける人も多いという。

鎮静管理では、「クライオセル」(冷却式イオン導入器)を用いて、鎮静・保水効果が期待できるデコンゲルを肌に浸透させることで、レーザー後の刺激を受けた肌を鎮静化させる。皮膚に接触する面はマイナス10度! 冷却しながらイオン導入を行うことによって、浸透率もアップするそう。最初は冷たさに驚くが、あたたかいベッドに入りながらの施術のため、徐々に慣れて心地よくなっていく。

冷却しながらイオンを導入していく。皮膚に接触する面はマイナス10度!

イオン導入後に行う「LEDライト」。黄色のLEDは美白効果が期待できる

イオン導入のあとは「LEDライト」だ。ライトによって効果が異なり、それぞれ宇宙空間のような新感覚を味わえる。筆者が受けたのは黄色のLEDで、美白効果が期待できるとのこと。

そして、最後の仕上げとして行う「モデリングマスク」。ゴムのような感触のパックで、鼻以外の顔全体を覆っていく。ひんやりとした感覚がとても気持ちいい! パックには肌の再生を促す美容成分が含まれ、肌の吸収力が高まっている状態に施すことで効率を高めるという。

「モデリングマスク」には、肌の再生を促す美容成分が含まれている

約15分後、パックを取ると赤みが治まっていた!

15分ほど放置したあと、パックを取り外して終了。すべての工程を終えると、筆者は赤みが落ち着くのが早かったようで、ハンコのような跡もほとんど消えてしまった。もし治まらない場合でも、マスクを用意してくれるので安心してほしい。

リピートしたくなった理由

気になる施術後の効果だが、終わった直後に頬がふっくらとしているのがわかった。また、一番実感したのは、眉間とおでこの表情ジワ。いつもは伸ばした状態でも指で触るとシワがわかるのだが、それが薄まった気がした。

高橋院長は、「1カ月おきに5~10回の施術が理想的」と語る。というのも、美容施術全般に言えることとして、1回でも肌コンディションの底上げにはなるが、続けないと効果は戻ってしまうからだという。鎮静管理だけでも定期的に行うのがおすすめとのこと。

施術前にシークレットはリピーターも多い治療だと聞いていたが、受けてみて納得した。施術直後より、2~3日後の「なんか肌の調子がいい。あっ、もしかして……? 」という、あとからくる実感が再びクリニックに足を運ばせるはずだ。筆者も治療後1週間ぐらいで、肌のごわつきやにきび、乾燥が徐々に気にならなくなり、悩んでいた肌荒れがだいぶ回復した。

顔全体・1回の料金は、シークレットが12万円、鎮静管理まで含めると12万8,000円(いずれも税込)。これを高いと思うかアリだと思うか……。筆者も今まで「美容皮膚科は敷居が高い」と思っていたが、実際に試してみると意外と気軽にできることがわかった。どんな女性でも、年齢を重ねていくうちにセルフケアだけではもの足りなくなる日がきっとやってくる。気になる肌悩みを抱えている人は、個人個人の悩みに合った治療を提案してくれる同院で、まずはカウンセリングから受けてみてはいかがだろうか。