KDDIと沖縄セルラー電話は3月31日、「家計に関する意識調査」の結果を発表した。

現状の家計の見直し状況について

現状の家計、半数以上見直しているのは「教育費」のみ

2016年度を機に家計を見直したい世帯は54.1%。しかし、全体の89.9%は過去に家計見直しを実施したものの、このうち6割超(全体の5割超)が見直しを断念した経験があることがわかった。

家計全般の見直し意向は、「未婚」が50.3%、「既婚(子供なし)」53.5%、「既婚(子供あり)」58.7%とライフステージが進むにつれて、意識が高まっていく傾向が見受けられた。

現状の家計の見直し状況を聞くと、ほぼ全ての費目で「見直しできていない」が半数以上を占めた。一方、教育費のみ「見直しができている」が半数を超えた。同社は「教育機関の授業料については、短い期間での変化が少ないため、計画が立てやすいということでしょうか」と推測している。

見直したい家計費目の1位は「光熱費」で82.9%。以下、「携帯電話料金」が76.3%、「食費」が76.2%と続いた。男女別にみると、「光熱費を見直したい」と答えた割合は全体的に女性の方が高かった。

家計での"3大支出費目"は、どのライフステージ(未婚・既婚/子供なし・既婚/子供あり)でも「食費・光熱費・住宅ローン」となった。このうち「保険料」はステージが上がるほど上位に、「趣味・娯楽」はステージが上がるほど下位になる傾向がみられた。

家計で負担に感じている費目の1位は「家賃/住宅ローン」で81.1%。同社は「金額の大きさが、そのまま負担になっているようです」と分析している。

調査期間は2016年3月18~19日、有効回答は20歳以上の個人1,034人。