お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、MCを務めるBSジャパンの文筆系トークバラエティ番組『ご本、出しときますね?』(4月8日スタート 毎週金曜23:30~24:00)の初回収録が17日に行われ、ゲストの小説家・朝井リョウ、西加奈子とともに取材に応じた。
同番組では、本好き芸人である若林が、第一線で活躍する人気小説家、エッセイスト、漫画家などの作家たちと対談し、人生のルールなどをテーマにトークを展開する。プロデューサーはテレビ東京で『ゴッドタン』『ウレロ☆未確認少女』など多くの人気番組を担当する佐久間宣行氏。
MCの若林は「収録がとても楽しかったのでなるべく長く続いてほしいと思っています。佐久間さんに大人との交渉をがんばってもらいたいです」とプロデューサーにアピールする。よく作家とご飯を食べに行くという若林は「そういう(ごはんの)場では知らなかったこともいっぱい出てきたので、すごく楽しい時間を過ごせました」とトークの出来に満足している様子を見せた。
『さくら』『きいろいゾウ』(小学館)などのヒット作を持ち、『サラバ!』(小学館)で第152回直木賞を受賞、テレビ番組にも度々ゲストとして出演している西加奈子も「すっごい楽しかったです!」「2人(若林・朝井)とも考えることを辞めない人だから、しゃべっていると止まらなくなっていつも朝になってしまう。その感じがこの収録でもありました」と感想を述べた。
『桐島、部活やめるってよ』(集英社)でデビューし、『何者』(新潮社)で第148回直木賞を受賞した作家の朝井リョウは「テレビでしゃべっているという感覚ではなく、素でしゃべっている感覚でした」とコメント。「洗ってない野菜を出しちゃってるような気持ちですね」と作家らしく例えた。
また、番組の今後について、若林は「業界の人が別番組の打ち合わせでもこの番組のことを話しちゃうぐらい」の「おしゃれ番組」にしたいと意気込む。そんな若林に進める1冊として、西は全米ベストセラーとなった『テヘランでロリータを読む』(白水社)、朝井は『殺人犯との対話』(文藝春秋)をそれぞれチョイス。これからさまざまな作家と対面する若林にエールを送った。