JR西日本は9日、山陽新幹線全線開業40周年キャンペーンのグランドフィナーレとして、山陽新幹線の主要5駅の発車予告音をゴダイゴの楽曲「銀河鉄道999」の音声に変更し、小倉駅で記念イベントを開催した。

小倉駅で開かれた記念イベントの様子

山陽新幹線では従来、ドアが閉じて発車することを知らせる発車予告音として、列車の入線を知らせる入線警告音と同じブザー音を使用していた。今回、すべての列車が停車する新神戸駅・岡山駅・広島駅・小倉駅・博多駅の5駅で発車予告音と入線警告音を別々の音声とし、ホーム上の注意喚起効果を高めることとした。

「銀河鉄道999」は、鉄道にゆかりのある曲として幅広い世代に愛され、「旅立ちの時」を想起させることなどを理由に選定されたという。小倉駅ホームで開かれた記念イベントには、漫画『銀河鉄道999』作者の松本零士氏や、ゴダイゴのメインボーカルで同曲の作曲も手がけたタケカワユキヒデ氏らのほか、作品の主要登場人物であるメーテルも出席。発車予告音の披露と小倉駅長の出発合図による「さくら451号」の出発式を行い、地元高校の吹奏楽部が奏でる「銀河鉄道999」の演奏で列車を見送った。

「銀河鉄道999」の音声は3月9日以降、新神戸・岡山・広島・小倉の4駅で使用開始。博多駅も10日から使用を開始している。