テレビドラマ「ストレンジャー ~バケモノが事件を暴く~」のロゴ。

萩尾望都「ポーの一族」を原案にしたテレビドラマ「ストレンジャー ~バケモノが事件を暴く~」が、3月27日21時からテレビ朝日系にて放送される。主演は香取慎吾、監督は「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる本広克行が務める。

「ストレンジャー ~バケモノが事件を暴く~」で香取が演じるのは、不老不死の肉体を持ち、時代をさまよい続けるバンパネラの三杉晃。大正時代に医師として生きてきたが最愛の妻と息子を失い、睡眠薬を飲んで自殺を図ろうとしたところをひとりの少女に助けられて、不老不死になったという役どころだ。

三杉を助けた少女・真理亜役は、「セトウツミ」や「ライチ☆光クラブ」に出演する中条あやみ。バンパネラの末裔である真理亜は、一族の中でも最も濃い血を継承し、永遠とも思える長い時間を生きる宿命を背負う。また三杉と真理亜と旧知の古書店の店主・前島康夫役は段田安則、刑事の熊谷明生役は音尾琢真、警察署長の内田順平役は小野武彦、民俗学者の稲村史郎役は益岡徹、刑事の佐伯章二役は萩原聖人が演じる。

「ポーの一族」は永遠の命を持った吸血鬼(バンパネラ)の少年を主役に、彼が過ごす200年以上の時間を描いた幻想奇譚。テレビドラマ「ストレンジャー ~バケモノが事件を暴く~」では、「ポーの一族」を原案にしたサスペンスが展開される。

香取慎吾コメント

少し前に(映画で)宇宙人の役をやっていましたが、今回は“バンパネラ”ということで、いよいよ人間じゃないことがバレ始めたかな…(笑)

でも久しぶりに本広(克行)監督とご一緒できるので嬉しかったです。久々にお会いして第一声「おー、慎吾。元気?」って声をかけてくれたのですが、最近僕のことを“慎吾”と呼ぶ人も少なくなってきましたので、「あぁ、本当に若い頃から知ってくださっている監督さんなんだな」と感じました。
「ストレンジャー」は不思議な作品なので、監督からは「感情なしで(演じて)」と言われました。感情なく演じるというのは難しい部分もありましたが、撮影しているときに監督が「このドラマ、すごく面白そう!」と言っているのを聞きまして…。撮影中に監督がそんな風に言う作品というのはなかなかないので、なんだか嬉しくなりましたし、僕自身も出来上がりが楽しみでワクワクしています。
中条あやみさんとは初めてお会いしましたが、「生まれて初めて踊ったのが“慎吾ママ”でした」と言われました(笑)「その頃から全然お変わりないですね」と言うので、「バンパネラだからね」と返させていただきましたよ(笑)
テレビ朝日でドラマをやるのも初めてでしたので、撮影が始まって何日か経っても「本当にテレ朝なのかな」とまだ実感がわかず不思議な感じです。
でも、テレ朝でのドラマはとても待ちわびていたこと。それを本広監督と一緒にできるというのは光栄だし、心強いです。本広監督は間違いなく、僕という人間を形成してくれた方のひとりですからね!

テレビドラマ「ストレンジャー ~バケモノが事件を暴く~」

放送日時:2016年3月27日(日)21:00~
放送局:テレビ朝日系