電力の小売自由化がこの4月からスタートするに当たって、各メディアで様々な紹介がされていますが、電力会社を切り替えることにちゅうちょしている人も多いのではないかと思います。今回は、切り替える際に覚えておきたい5つの注意点を紹介します。

【電力会社乗り換えの注意点】

  1. 比較サイトは参考程度に
  2. 細かいところもしっかりチェック
  3. 合わせた割引は割引内容に注意
  4. 変更時に必要なのはスマートメーター
  5. A(アンペア)数をチェック

ここでの電力会社とは、既存の電力会社です。また、新しい電力供給会社を小売電気業者と表記しています。

電力小売自由化、乗り換えで注意すべき5点とは?

1. 比較サイトは参考程度に

電力自由化で各社の電気料金を比較してくれるサイトが登場しています。その際に注意をするのは、「1位が必ずしもお得とは限らない」ということです。

キャンペーン時にポイント付与でランクが上がっており、それが加算されていると純粋な電気料金での比較になっていないことがあります。そうなると、1年目は確かにお得であっても、2年目以降の料金は思ったほど電気料金が安くなっていないということになりかねません。そうならないためにも、必ず詳細を見て電気料金の割り引き分をチェックしましょう。

また、電気料金自体が各事業者で更新され、比較サイトでは反映がされていない場合があります。興味を持った企業があれば、直接その企業のサイトでシミュレーションをかけて、最終的にはご自身で判断することをおすすめします。

2. 細かいところもしっかりチェック

電力自由化では、これまで利用していた電力会社から新たな小売電力業者と契約をすることになりますので、重要事項をよく読んで内容を理解してから契約をするようにしましょう。

例えば、2年以内の解約には解約手数料+事務手数料がかかるケースや、検針票(領収書含む)発行手数料が108円/月かかる、請求書発行手数料が216円/月かかるケースもあります。ほとんどの場合、明細書等はWebサービスを利用すれば無料になります。