NTTレゾナントは2月15日、キャリアスマホと格安スマホのユーザーを対象に実施した格安スマホへの変更状況に関する調査結果を発表した。調査期間は2015年11月16日~18日、有効回答は1,040人。

各世代の格安スマホへの変更状況

7割以上がキャリアと契約中

携帯・スマホの契約状況を調べたところ、キャリアスマホの契約が50%以上、キャリアフィーチャーフォン等の契約が約17%と、キャリアとの契約が70%以上を占めた。一方、格安スマホへの変更状況は4%程度にとどまり、このうち格安スマホへの変更が最も進んでいないのは60代で10%以下となった。

格安スマホに変更しない理由については、「格安スマホへの変更がお得かわからない」が24.0%で最多となり、年代別では「お得かわからない」と感じている割合は60代が最も多かった。次いで「手続き、設定が難しそうだから」が16.0%、「通信速度が不安」が14.4%、「サポートが不安」が11.9%など、知識不足により購入前から不安を感じている項目が続いた。

格安スマホ購入の決め手になるものは60%が「安さ」と答え、特に60代の男性は料金への関心が高かったという。同社は「自身に適したスマホ端末や通信プランの理解による格安スマホの『お得さ』に対する納得感、また、購入手続き・設定やサポートの不安解消が進むことで、60代の格安スマホの利用が広がることも予想される」としている。