SMAPの香取慎吾(38)が、16日に放送されたTBS系トーク番組『サワコの朝』(毎週土曜7:30~8:00)にゲスト出演し、バラエティに進出した当時の心境を告白した。
デビュー後の約3年はシングルチャートで1位をとることもなく、なかなか浮上のきっかけがつかめなかったというSMAP。転機となったのがバラエティ番組への挑戦だったが、香取の本音は「何でこんなことやらなきゃいけないんだろう」。理想と現実とのギャップを感じながら、コントでカツラをかぶったりスカートをはいたりすることを「売れない=こんな格好をしなければいけない」と受けとめていた。
ある時、バラエティ番組の収録現場でふざけて騒いでいたところ、スタッフから「お前ら! ふざけんな!」と怒号が飛び、コントに真剣に取り組めていないことを「学芸会じゃねえんだ!」と指摘される。その後、「このままだと落ちぶれてしまう」という危機感から、何事も「精いっぱいやる」という思いで向き合うようになり、その日々がいまだに続いているという。
そんな不安を必死に打ち消すようにひたすら走り続け、国民的アイドルグループにまで成長したSMAP。香取は「僕だけじゃなく、きっとみんな『いま売れたぜ!』みたいな時はあまりないんじゃないかな」と感慨深げに語っていた。