ソフトバンクは4月以降、料金プラン「スマ放題ライト」「スマ放題」において、月額2,900円で1GBまでのデータ通信ができる「データ定額パック・小容量(1)」を導入する。

スマホが月額4,900円から利用可能に

携帯電話については、総務省が2015年10月から「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」を開催。同タスクフォースは、安倍晋三首相が2015年9月11日の経済財政諮問会議で、携帯電話料金引き下げ策の検討を高市早苗総務大臣に指示したことが立ち上げのきっかけとなったもの。

同タスクフォースのとりまとめの結果を受け、総務省は2015年12月18日、「スマートフォンの料金負担の軽減及び端末販売の適正化に関する取組方針」を策定したと発表するとともに、スマートフォンの料金及び端末販売に関して講ずべき措置について、携帯電話事業者に対し、高市早苗総務大臣が要請を行った

高市総務相は、「スマートフォンの料金負担の軽減」として、スマートフォンについて、ライトユーザや端末購入補助を受けない長期利用者等の多様なニーズに対応した料金プランの導入等により、利用者の料金負担の軽減を図ることを要請。今回のソフトバンクのパックは同要請に対応したものといえる。

ソフトバンクが4月から提供する「データ定額パック・小容量(1)」は、ライトユーザー向けの新パック。同社は、2014年8月よりY!mobileにおいて、1GBまでのデータ通信と10分以内の国内通話(300回/月)で月額2,980円の「スマホプランS」を提供している。

「データ定額パック・小容量(1)」を契約した場合の月額利用料金イメージ(ソフトバンク HPより)

月額利用料金は、「スマ放題ライト 通話し放題ライトプラン」の場合、「基本プラン」が1,700円、「データ定額パック・小容量(1)」が2,900円、「S!ベーシックパック」が300円で計4,900円から利用可能。「スマ放題 通話し放題プラン」の場合、「基本プラン」が2,700円、「データ定額パック・小容量(1)」が2,900円、「S!ベーシックパック」が300円で計5,900円から利用可能。

同社は新プランに対し、「データ通信の利用が少ないユーザーでも、SoftBankのスマートフォン(通話+データ通信)が月額4,900円からと、リーズナブルな料金で利用可能となる」とコメントしている。