オフィスでのインフルエンザにまつわる悲しい体験談……

冬になると毎年のように流行するインフルエンザ。これまでに何度もその苦しさを味わった人も少なくないだろう。その一方で、物心ついてから一度も感染したことがない人は、そのつらさがどの程度なのかわからないのが実情だ。

そこでこのほど、インフルエンザ感染を経験したことがあるマイナビニュース会員300名に「インフルエンザにまつわる最も悲惨な体験談」を聞いたので、今回は仕事・学業にまつわるものを紹介しよう。


Q. インフルエンザにまつわる最も悲惨な体験談を具体的に教えてください

■オフィス編
・「忘年会後に罹患した」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「会社にいけず有給がなくなった」(28歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「開発の仕事の締め切り間際にインフルエンザにかかり、会社に行くことを止められたため、高熱の中、自宅でリモートアクセスでソフトを作り、納品してもらったことがある」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「お正月に親がインフルエンザにかかったと思ったら、翌週自分もインフルエンザになり、会社で今年初めてのインフルエンザ患者として名前が公表された」(26歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「病気が完治した後、職場の決まりで強制的に無給で1週間休まされた」(33歳男性/情報・IT/技術職)
・「一生懸命出社したのに、帰れと言われた」(50歳以上男性/情報・IT/技術職)
・「数カ月費やした大きなプロジェクトのプレゼンの日にインフルエンザにかかってしまい、やむなく同僚にバトンタッチをした」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「仕事で一番忙しいときにかかってしまい、休んでしまった。復帰後はとんでもない仕事量が残っていて家に帰れない日々が続いた」(28歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

■学校編
・「試験の日に限って感染」(31歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「試験の日にインフルエンザの症状が出て、試験どころではなかった。帰りは親が仕事だったので自力で帰った」(32歳男性/食品・飲料/技術職)
・「受験の前になってしまった。気合だけで乗り切った」(29歳女性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「高校の卒業式に、インフルエンザなのにがんばって出席した子がいて、まわりにかなり移った」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「大学生の時、試験期間中に体調を崩したのだが、インフルエンザと思わず無理して出席したら、こじらせたようで、その後顔が真っ赤に腫れ上がりうみが出て、なかなか治らずに半年近く病院通いした」(32歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)
・「何回もインフルエンザにかかった私は『今年こそはかかるものか』と、マスク、アルコール除菌など徹底して行っていた学生時代に、ある日学校が長期休暇になる直前の日に、インフルエンザで休んでいた大して仲良くもない同級生が、『マスクもつけずに遊びに来ちゃった』と教室に現れ、途端に私は感染しました。この世で一番くだらない感染ルートだったと今でも悲惨に思う」(25歳男性/情報・IT/技術職)
・「大学の後期試験期間に、生まれて初めてのインフルエンザにかかってしまい、ほとんどの試験が受けられなくなり、留年してしまった」(37歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)


■総評

仕事・学業にまつわる回答を見ていくと、テスト期間や繁忙期などの「ここ一番」というときに罹患してしまい、非常につらかったというコメントが目立った。数カ月にもおよぶプロジェクトや、数年にもわたる受験勉強などの成果が試されるその日にインフルエンザになってしまったとしたら、本当に泣くに泣けないだろう。

また、特に学校の方で、無理をして出席した人によって感染させられてしまったという趣旨の回答を寄せた人も少なくなかった。学校における児童生徒や職員の健康の保持増進などを目的とした「学校保健安全法」では、インフルエンザに感染してしまった場合、「発症後5日、かつ解熱後2日(幼児は3日)」が経過するまで出席停止としている。症状が治まってもインフルエンザウイルスを排出していることも多く、せきやくしゃみを介して感染が拡大する可能性もある。万一罹患してしまったら、周囲に感染を広げないように注意してほしい。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2015年10月29日~10月31日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性122名 女性178名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート