歌手の細川たかしが29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第66回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、囲み取材に応じた。

歌手の細川たかし 撮影:荒金大介

今年で39回目の出場となる細川は、1975年の初出場以来となる「心のこり」を歌う。選曲理由を「NHKさんから言われたから」と正直に答え、報道陣から「歌詞は大丈夫ですか?」と心配されると「それを言いたかったのか!」と爆笑。平浩二が巻き込まれた盗作騒動を意識したのか、「"歌詞を間違えない"ように歌わせていただきます」と頭を下げて笑いを誘った。

また、森進一が今年で紅白を卒業することを受け、「紅白だけですから。歌をやめるわけではないので」とコメント。それでも、自身の立場に置き換えて「声が出るうちは僕はやめない方がいい」「出るなと言われない限り私は出たい」と気合をみなぎらせる。過去の楽曲を半音上げて歌っていると言い、「音が落ちるのは簡単。でも上げるのは難しい」「いずれ落ちるから出るうちは上げといた方がいい」と歌手としてのこだわりを語っていた。

今年の紅白のテーマは「ザッツ、日本!ザッツ、紅白!」で、紅白合わせて52組が出場。総合司会を黒柳徹子と有働由美子アナウンサー、紅組司会を綾瀬はるか、白組司会を井ノ原快彦が担当する。昨年は、白組が優勝し、通算の対戦成績は紅組29勝、白組36勝。