ダンス・ボーカルユニットの三代目J Soul Brothersが、俳優・伊藤英明の主演で累計発行部数1,400万部突破の人気漫画を実写化する映画『テラフォーマーズ』(2016年4月29日公開)の主題歌を担当することが18日、発表された。同ユニットの楽曲が映画主題歌となるのは、『アンフェア the end』(15年)以来、2度目となる。

映画『テラフォーマーズ』の主題歌を担当する三代目J Soul Brothers

メンバーの岩田剛典は、「もともと原作コミックのファン」と明言。それゆえに、今回の主題歌への起用について「大変光栄に思っています! 映画と共に僕たちの新曲もどうぞ楽しみに待っていてください!」と喜びを表しながら、アピールしている。

本作でメガホンを取る三池崇史監督は「すてきな事件になることを期待している」と期待を寄せながら、「今時の日本映画ってユルいからね」と指摘。「"面白い映画は自分たちで創ろう"っていう主義の私にとって、彼らの音にあふれるヤバさが必要だった」とし、「剥き出しのJ Soulを感じながら楽しんでいただきたい」と、呼びかけている。

プロデューサーの小岩井宏悦氏にいたっては「こんな日本最大級の映画の主題歌を背負えるポップでロックでソウルフルなアーティストは、国内には三代目 J Soul Brothers。これはおそらく国民の総意だと思います(笑)。もし、断られたら主題歌はなし! と決めていました」とまで語るほど、同ユニットの楽曲が映画を彩ることを熱望。制作中の楽曲について、「一言で言うと"ヤバい!"です。とにかく聞いていてパワーがもらえる、それでいてどこかエモーションがこもっている、パンチがあってカッコいい」と表現し、「ハートがある熱い男たちへの応援歌を、同じだけハートがある熱い仲間からもらった、という印象です」と感慨を示した。

映画は、『あいうら』(2013年)などを手がけてきたLIDENFILMSの制作で2014年に、TVアニメ化もされた同名コミックを原作として、準備に約2年を費やしてようやく実写化が実現したSFアクション。未来の火星を舞台に、人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」とそれらを駆除するために特殊能力の手術を受けた人々との戦いを描く。メガホンを取るのは三池崇史監督。本作の重要な役割を担う宇宙船のセットは製作に約1億円を投じ、3カ月間をかけて原作の世界観を忠実に再現している。

映画『テラフォーマーズ』メインビジュアル

(C)貴家悠・橘賢一/集英社 (C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会