『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)のワールドプレミアが14日(日本時間15日)、アメリカのハリウッドにて開催された。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ワールドプレミアの模様

ハリウッド大通りを4ブロックに渡って完全封鎖して行われた同イベントでは、450mにもおよぶレッドカーペットに600人もの報道陣が集結。ハリウッド史上最大規模のプレミアイベントとなった。上映は、TCLチャイニーズシアター、エル・キャピタン、そして、アカデミー賞授賞式の会場でもあるドルビー・シアターの3つの映画館を使用し、約6,000名の招待者が参加した。

レッドカーペットでは、まずファーストオーダーの兵士ストームトルーパーたちが現れ、おなじみのドロイドコンビのR2-D2とC-3PO、丸いボディの新ドロイドBB-8が登場。そして、先日来日を果たしたJ.J.エイブラムス監督、新キャストのデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバーに加え、ハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア姫役のキャリー・フィッシャー、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルらが現れた。さらに、『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親ジョージ・ルーカスも登場し、会場を沸かせた。

背中が大胆に開いたレースのドレス姿で登場した主人公レイ役のデイジー・リドリーは、作品の中でミレニアムファルコンを操縦したことについて質問されると「とても楽しかったわ!」と興奮気味にコメント。そのミレニアムファルコンの伝説のパイロット、ハン・ソロを演じたハリソン・フォードは「みんなが知っている作品だから期待が大きい」と話し、マーク・ハミルは「この数年間の間彼が何をしていたのかを想像することだね。過去を入れ込みつつ、いかに今回のキャラクターの中に自然に溶け込むのかというのを意識したよ」と久しぶりのルーク役の感想を語った。

また、ジョージ・ルーカスは、これほど大きくなった同シリーズについて「こんなになるなんて思ってもいなかった」と話し、「若い人向けの映画を作りたいってところから始まって、精神的に変化のある思春期を迎えている人たち向けにしたかったんだ。この映画は家族の話だから。世代の話なんだよね。一つの世代が、次の世代が対応しないといけないものを残していくという内容でもあるよね」と説明。ルーカスから引き継いだJ.J.エイブラムス監督は、制作に要した3年間を「すごく長く感じると同時に一瞬の出来事のよう」と振り返り、一番住みたい惑星を聞かれると「エンドアが美しいかな。マズカナタの城があるタコダナもいいよね」「砂漠の惑星だけはいや」などと話した。

新たなる3部作の1作目となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の舞台は、『ジェダイの帰還』から約30年後。砂漠の惑星で家族を待ち続けている孤独なヒロイン・レイを中心に、フォースを巡る全く新しい"家族の愛と喪失の物語"が描く。

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