インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA」は8日、「平均年収ランキング2015」を発表した。同調査は2014年9月~2015年8月の1年間に、DODAに登録した約22万人のデータを元に、正社員として就業する20~59歳までのビジネスパーソンの平均年収と生涯賃金をまとめたもの。

2年連続で前年割れ

調査の結果、2015年の平均年収は440万円。前年と比べて2万円減で、2年連続の前年割れとなった。

「職種別平均年収ランキング」は、1位が「投資銀行業務」(779万円)、2位が「MR」(731万円)、3位が「経営企画/事業企画」(695万円)となった。前回3位だったMRと前回4位だった経営企画/事業企画がそれぞれ1つずつ順位を上げた。一方で、前回2位だった「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(687万円)は-22万円で4位だった。

前回との比較で最も年収が上がったのは16位の「営業企画」で84万円増。次いで9位の「財務」と18位の「不動産企画/プロパティマネジメント」がそれぞれ71万円増という結果になった。前回から平均年収が50万円以上アップした職種は9つで、そのうち8職種が企画/管理系に分類される職種となった。

89職種の平均年収ランキング

「業種別平均年収ランキング」をみると、1位は「医薬品メーカー」で694万円、2位が「投信/投資顧問」で675万円、3位が「医療機器メーカー」で570万円だった。前回から最も年収が上がった業種は44位の「ホテル・旅館・宿泊施設」で68万円増という結果になった。

「業種別平均年収ランキング」