Z世代向けの企画・マーケティングを行う「僕と私と」は2026年3月25日、Z世代2000名を対象に実施した「独身税」に関する意識調査の結果を公開した。本調査は2026年2月13日〜16日の期間、22歳〜30歳のZ世代を対象にインターネット調査にて行われた。調査の結果、2026年4月導入の「子ども・子育て支援金制度」(俗称:独身税)に対し、多くが不平等感や負担感を感じている実態が浮き彫りになった。
Z世代の「独身税」認知は4割未満
「独身税」という言葉の認知度について、内容を「詳しく知っている」「ある程度知っている」と回答したのは、子どもがいる人で43.1%、子どもがいない人では35.9%となった。特に認知度が高かったのは子どもがいる男性で53.7%にのぼったが、全体としては半数以上が「あまり知らない」「全く知らない」と回答しており、制度内容の浸透は不十分な状況だ。
子どもがいないZ世代の8割以上が反対
制度導入の賛否について、「賛成」「どちらかといえば賛成」と回答した人は、子どもがいる人で45.3%であったのに対し、子どもがいない人は17.0%にとどまり、8割以上が「反対」の意向を示した。男女別では、子どもがいる男性が56.9%と高い賛成率を示す一方、子どもがいない女性は11.0%と最も低い水準となった。
子どもがいない人の75.6%が「差別的・不当」と回答
制度への印象として「差別的・不当である」と感じる人は、子どもがいる人で63.7%、子どもがいない人で75.6%にのぼった。支援を受ける立場である子持ち世帯であっても、6割超が仕組みに対して不平等感を抱いている実態が明らかになった。
7割前後が「独身者へのペナルティ」と実感
「独身者へのペナルティ(罰)のように感じる」と回答した人は、子どもがいる人で65.5%、子どもがいない人で74.2%となった。子どもの有無を問わず、多くのZ世代が本制度を独身者に対する罰則的な性質を持つものと捉えている。
社会保障維持のため「やむを得ない」との声も
一方で、社会保障の維持という観点では、子どもがいる人の56.5%が「やむを得ない」と回答した。子どもがいない場合も約4割が同様の理解を示しており、不平等感を感じつつも制度の趣旨自体には一定の理解を示す層が存在している。
少子化対策としての有効性は半数未満
本制度が「少子化対策として有効と感じるか」については、子どもがいる人で45.2%、子どもがいない人で26.4%となった。子どもがいる人であっても過半数が有効性に懐疑的であり、結婚や出産を後押しする施策としては機能しにくい可能性が示唆された。
結婚・出産への「意欲がなくなる」人が約20%
「独身税」の導入がライフイベントに与える影響を調査したところ、「結婚を急ぐ・検討する」は3.0%、「出産を検討する」は2.3%と極めて低い数値となった。対照的に「意欲がなくなる」と回答した人は、結婚で19.3%、出産では20.0%に達しており、制度への不信感が前向きな意識を削ぐ要因となっている実態が浮き彫りになった。








