映画『はなちゃんのみそ汁』のジャパンプレミアが8日、都内で行われ、キャストの広末涼子、滝藤賢一、赤松えみなと阿久根知昭監督が出席した。

映画『はなちゃんのみそ汁』のジャパンプレミア広末涼子

同名エッセイ(安武信吾・千恵・はな著)を実写化した本作は、ある家族の日常を描くヒューマンドラマ。がんを宣告された千恵(広末)は、信吾(滝藤)と結婚して娘のはな(赤松)を出産する。自分がいなくなっても家族が元気に暮らせるように、千恵ははなに料理や家事の大切さを教え始め――というストーリーで、映画は来年1月9日から全国公開する。

主演を務めた広末は、「安武さんファミリーの温かい絆と日常が、素敵に描かれた優しい映画に仕上がった」と胸を張り、「悲しい映画ではありません。思いっ切り笑って欲しい。日常のありがたさや喜びを感じてくれれば」と笑顔でアピール。また、夫役の滝藤に、「僕の演技に対する広末さんの演技が、とても笑いにあふれたものになっている」と絶賛されると、「私は笑い担当じゃない!」と照れ笑いしていた。

そんな2人の娘を演じたえみなちゃんは、オーディションで約1,000人の中から抜てき。「まだ4歳だったから、眠いとか寒いとかワガママ言ってごめんね。また千恵ママと一緒におみそ汁を作りたいな。信吾パパもまた食べてね」と感謝の手紙を読む“愛娘”のえみなちゃんに、広末は、「うれしいですね。バックミュージックにやられました……」と感激で瞳を潤ませた。

しかし、「現場ではシリアスなシーンもあったけど、本当に彼女が楽しそうに生き生きとしている姿に励まされた」と続ける広末の横で、えみなちゃんは衣装のタイツがかゆかったのか、ワンピースをたくし上げてパンツ丸見え状態に。滝藤が大慌てでパネルで隠すも、その天真爛漫な行動に会場は爆笑に包まれ、広末も「何を言ってたか忘れちゃった(笑)」と思わぬハプニングに吹き出してた。