左から鈴村健一、井坂仁美(仮面ライダーGIRLS)、松山鷹志、神谷浩史。

マンガ「仮面ライダークウガ」の単行本3巻が発売されることを記念し、本日12月4日に文化放送でオンエアされるラジオ番組「東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー」にて特集が組まれる。その収録が先日都内で行われた。

「仮面ラジレンジャー」は声優の鈴村健一と神谷浩史が、仮面ライダーやスーパー戦隊をはじめとする特撮作品についてトークを繰り広げるラジオ番組。本日放送される回にはTV版「仮面ライダークウガ」にて、杉田守道役を演じた松山鷹志がゲストとして登場する。マンガ版「クウガ」の感想を交えながら、TVシリーズ撮影時のエピソードや裏話なども明かされる予定だ。

収録後、コミックナタリーの取材に応じてくれた鈴村、神谷、松山。それぞれ付き合いが長いという3名だが、神谷は松山について「デビューしたばかりの頃からお世話になっている先輩」と語り、「松山さんをゲストにお呼びすることになって、緊張もしていたんですが楽しくお話できてよかった」と安心した様子を見せた。鈴村は「ほかの現場でお会いするときも、松山さんに『クウガ』の撮影のお話を聞いたりしていたことがあったんです。声優として共演する方でもあるけど、それ以上に映像に出てらっしゃる方という印象が強いので、ゲストに来ていただいてトークをするのは不思議な感覚でした」と感想を述べる。

ラジオの本編ではマンガ版「クウガ」のシーンにあわせて3名がアフレコする場面も。五代雄介役を演じた鈴村は「緊張した……」と肩の力が抜けた様子。一条薫役を担当した神谷は「普段お仕事をしているときって、テンションが上がりそうになることがあってもわりと冷静にやれてるつもりだったんですよ。でも松山さん演じる本物の杉田に『おい、一条!』って言われたときは、思わず『おおっ、すげえ!』ってファン心理が生まれて。自分でもビックリしました」と心境を語った。

それを聞いた松山は「(2人は『クウガ』が)本当に好きなんだね。素晴らしいね」と笑顔を見せる。松山はマンガ版の杉田に対し「(TVシリーズに比べて)義理人情に熱い武闘派」という印象を持ったという。自身たちが演じたことを経て「もしアニメ化されたら……」という話題になると、鈴村と神谷は「自分が出たいかどうかは置いておいても、観たいよね」と口を揃えるのに対し、松山は「俺は出たいけどね(笑)」と主張し2人の笑いを誘った。

また単行本3巻の帯でも示唆されている「アギト」が登場する展開について、神谷は「TVシリーズでも『クウガ』と『アギト』のつながりが見られた部分があったので、その関係性が描かれるとしたらそれはもう超絶見たいですね」と期待を寄せる。鈴村も「警察がバックアップするというのが『クウガ』の面白さだと思っていて。アギトが出てくる、それに対するG3が出てくるという話になって、警察もパワーアップする展開になったら面白そうですよね。杉田刑事もスーツを着る日がもしかしたら来るかもしれない(笑)」と妄想を膨らませていた。

「悪徒 -ACT-」などで知られる横島一が作画を手がけるマンガ版「仮面ライダークウガ」は、月刊ヒーローズ(ヒーローズ)にて連載中。現代に復活した残虐な戦闘種族・グロンギと、仮面ライダークウガに変身する青年・五代雄介らとの戦いを描く。単行本の最新3巻は本日12月4日に発売された。