京都銀行は、現在「中国銀聯カード」による「現金の引出し」などを取り扱いしているが、NTTデータが新たに提供を開始するサービスの導入により、2016年9月(予定)には「VISA」、「Master」などでも利用できるようになるとこのたび発表した。

2016年9月には「VISA」、「Master」なども利用可能

政府の観光立国推進閣僚会議で策定された「観光立国実現に向けたアクション・プログラム」では、日本国内における海外発行クレジットカードなどの利用環境の改善が課題に上げられている。2016年秋からNTTデータが提供を開始する海外発行カードの共同利用型サービスを京都銀行はファーストユーザーとして導入することで、「中国銀聯」ブランド以外の海外発行カードでも「現金の引出し」、「残高照会」が可能となるという。

京都銀行によると「新たに設置する現金自動支払機では、『中国銀聯』や『VISA』、『Master』ブランドなどの海外発行カードを利用した『現金引出し』、『残高照会』が可能となる。台数や設置場所についてはまだ未定だが、観光地など利用される外国人の方の利便性が高まるような場所で検討している。既に、当行ATMでの『中国銀聯カード』による現金のお引出し、残高照会については、2012年1月から取り扱いを開始しており、現在48か所・50台のATMで利用できる」としている。

京都銀行では、国際観光都市「京都」の地元本店銀行として、今後も地方創生の実現に向け観光支援をはじめとする様々なサービスの提供に積極的に取り組んでいくとしている。