JR西日本は2016年3月下旬から7月末にかけて、山陽新幹線神戸駅で新たなタイプの可動式ホーム柵の試行運用を行うと発表した。

可動式ホーム柵設置イメージ(扉開閉時)

試行運用が行われる可動式ホーム柵は、異なる車両扉位置に対応するために扉が開く部分を従来より広くした大開口タイプ。JR西日本が開発し、駅での運用にめどが立ったとして、試作機による運用が行われることになった。

試作機は柵延長約14mで、うち扉開口は5.5m。扉の材質はポリカーボネートプレートを採用した。山陽新幹線新神戸駅下りホーム、16両編成の6・7号車の間(既存ホーム柵の線路側)に設置される。安全装置としてホーム柵のホーム側・線路側の双方にセンサーを設置し、列車や人の動きを検知する。

試行運用では、到着から発車までの連続動作、最適な扉開閉速度やセンサー機能、駅係員や乗務員による取扱いなどの各項目について確認を行い、実用に向けての課題を探るとのこと。