新車で買った時にはピカピカしていたマイカーも、時を経るにつれ、くすみや小さなキズが増えていくもの。ボディーは洗車やワックスでピカピカを維持できても、どうしても「古くなってきたなぁ」と実感させられるのが車のヘッドライトです。これをコスパ重視でキレイにしてみました。

コスパ重視! 研磨剤が入った歯磨き粉でキレイになるのか?

車のケア用品を売っているショップに行けば、ヘッドライトの汚れを落とすための商品が豊富にありますが、結構なお値段な上に、1回では使い切れない量が入っているので保管方法にも悩むことなりそうです。

そこで、どこのご家庭でも洗面台に必ずあるであろう歯磨き粉を使って、ヘッドライトを磨いてみました。

磨く前のヘッドライト。約10年乗っていることもあり、ヘッドライトはかなりくすんでいます。歯磨き粉を使う前に、家庭用の洗剤で軽く汚れを洗い流しました。

所要時間約2分でヘッドライトが驚きの結果に

使用するものは、研磨剤の入った歯磨き粉 (塩つぶなどは入っていないタイプ)。ヘッドライト1つあたり、チューブから2cmぐらい絞った分量でテストしました。その他にサランラップと洗浄するためのお水、拭くためのタオルです。

最初にサランラップを手のひらサイズに折りたたみ、そこに歯磨き粉を絞り出してヘッドライトに塗っていきます。

サランラップを持ち、螺旋 (らせん) を描くようにヘッドライト全体を軽くこすっていきます。歯磨き粉が乾燥して引っかかりが強い場合は、少し水をたらすとスムーズになります。指先や手のひらで感触を確かめながら、強さを調整しながら進めてください。

ヘッドライト1つを2分ほどかけて磨いてみました。全体を磨き終えたら、歯磨き粉が残らないように洗い流し、タオル (雑巾) で拭きます。すると (新車の輝きとまでは言えないものの) かなりクリアになりました。

まだ磨いていない向かって左側のヘッドライトや、磨く前の右のヘッドライトと比べても、その差が一目瞭然となる仕上がり。ヘッドライトの奥の方までキレイに見えるようになり、大満足の出来となりました。

注意事項

歯磨き粉の種類は様々です。本格的に使用する前に、少量でテストするか、同様の作業を行ったユーザーの事例などをネットで確認してみるなどした上で実施してください。また、研磨剤を含む歯磨き粉で車のボディー部分の塗装を傷めないように、事前にマスキングするなどのひと手間を加えるといいでしょう。

執筆:Ulasam
手工芸、民族音楽を愛するギャラリー&ショップ店主。「モットーは創意工夫」ということで、日夜、DIYやハンドメイドの情報収集と実践に明け暮れる日々。実は調理師の資格も持ち、料理の腕前もかなりのもの。

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