ソフトブレーン・フィールドはこのほど、「既婚女性の料理事情」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は9月24日~30日、30代~40代の主婦を中心とする同社サービス登録の既婚女性会員を対象に行なわれた。有効回答者数は890名(平均年齢45歳)。

食材の購入は"スーパー"だけじゃない!

「料理の担当と食材を購入する業態について」

はじめに、家庭における料理の担当について聞いたところ、妻である「自分(93.6%)」が大多数を占めた。「自分」または「家族と半々で分担(4.8%)」していると回答した人を対象に、普段食材を購入する業態について調査を実施したところ、「食材を購入するのはスーパーのみ」が48.3%、スーパーも利用するが「スーパー以外の業態も利用」するが49.4%となり、「普段スーパーは使わない」という人はわずか2.3%だった。

「スーパー以外の業態の利用について(世代別)」

続いて、スーパー以外の業態の利用について年代別に細かく見ていくと、生協などの「定期宅配」が30代以下で20.6%、40代で23.8%、50代以上で25.5%と世代が上がるにつれて利用率が高まる傾向が表れた。また、ドラッグストアについては30代以下で23.8%、40代で18.0%、50代以上で15.5%と若い世代ほど普段からドラッグストアでも食材を購入していることが明らかに。そのほか、コンビニ(30代以下14.8%、40代7.7%、50代以上8.5%)や、ネットスーパーやネット宅配も含むネットショップ(30代以下10.6%、40代7.7%、50代以上6.3%)を普段から食材の購入に利用している人も一定数見受けられた。

夕食の献立は"つくる直前"に…

「夕食の献立を決めるタイミング」

次に、夕食の献立を決めるタイミングについて調べた結果、「夕方(28.4%)」や「その日の買い物の際に決める(21.6%)」など、既婚女性の5割が夕食の献立を実際につくる直前に決めていることがわかった。

時短に「料理や材料を冷凍」

「料理の時短で活用するもの」

次に、料理の時短についても調べたところ、90.0%が「料理の時短」を心がけていることが判明。そこで、時短の工夫や冷凍食品やレトルト食品などの利用について聞いたところ、「料理や材料を冷凍」している人が最も多く、全世代で5割を超えた。多くの主婦が、予め下ごしらえを多めにしたり、一度の料理で大量につくって冷凍するなどの工夫をしていることがわかった。

時短の手段の1つとしての「冷凍食品」の利用については年齢が上がるに連れやや下がり、一方、麻婆豆腐の素といったメニュー提案型「合わせ調味料」については、年代が上がるに連れて利用率が高まる傾向が見られた。

料理の時短についての具体的なコメントからは、「もう一品欲しいときは冷凍野菜に頼ります。フライドポテト、冷凍のほうれん草は使い勝手がいいです。おみそ汁の具、バター炒め、お弁当の一品などに使えるので常備しています」(40代)、「缶詰の魚とお野菜を炒めたり煮たりすると、簡単に一品作れます。魚を切る手間がいらないし、買い物に行けない日にストック缶詰で手軽に作れてとても便利です」(40代)、「炊飯器でご飯を炊く際には、ジャガイモやサツマイモなどを一緒にふかしたり、ゆで卵を作ったりしています」(40代)など、さまざまに工夫している様子がうかがえた。