俳優の鈴木亮平が主演を務める映画『俺物語!!』(10月31日公開)の主題歌となった、シンガーソングライター・槇原敬之の配信限定シングル「No.1」(10月28日発売)のジャケットイラストを、原作の作画を務めているアルコ氏が担当したことが22日、発表された。

原作作画のアルコ氏が手がけた槇原敬之「No.1」のジャケット

同曲は、1993年に槇原にとって8枚目のシングルとしてリリースされ、当時のオリコンチャートで1位を獲得したラブソングのリアレンジ版。アルコ氏が手がけたジャケットは、本作の主人公・剛田猛男と槇原が制服姿になって、仲良さげに肩を組み、"No.1"を表す人さし指をあげているデザインになった。

槇原は「こういうのを役得というんでしょうか。漫画の世界の中に自分も入れたようですごく、うれしいです」と感慨深げ。一方のアルコ氏も「中学生の時に初めて行ったコンサートが槇原敬之さんでした」と思い出を振り返りながら、「あのマッキーの名曲が時を超えて、『俺物語!!』の主題歌に! しかもジャケットを描かせていただける日がくるとは!!」と興奮気味に語る。そして、「生きてて良かった~。素晴らしいご縁に感謝感激です」とまで話した。

猛男を演じた鈴木は同曲を、「エンドロールでイントロが流れた瞬間から、これ以上ないほどの幸せな感覚に包まれました」と絶賛。「歌詞も槇原さんのお声も『俺物語!!』にぴったりで、鑑賞後に『今までで1番すてきな恋をしたい!』と思っていただけること間違いありません!」とアピールしている。

映画は、2013年「このマンガがすごい!」オンナ編第1位に輝き、同年「講談社漫画賞少女部門」も受賞し、2015年には『ハナヤマタ』(2014年)や『妄想代理人』(2004年)などを手がけたマッドハウスの制作でTVアニメ化もされた、同名の人気少女コミックを実写化。少女マンガでは異色の、全く高校生に見えない、いかつい顔面と屈強な肉体をもつ男子高校生・猛男を主人公に、純情で切ない恋模様と深い友情の絆を描く。鈴木は役作りのために肉体改造を行い、30キロの増量を敢行したことでも話題を呼んだ。